「ビットコインが金を追い越す」CZ氏が示唆する時価総額逆転のシナリオ

CZ氏「ビットコインは金を超える」

大手仮想通貨取引所Binance(バイナンス)創業者のチャンポン・ジャオ(CZ)氏は2025年10月21日、自身のX(旧Twitter)で「ビットコインは将来的に金(ゴールド)の時価総額を追い抜く」との見解を示しました。

現状、ビットコインの時価総額は約2.2兆ドル(約334兆円)で、世界で最も価値のある資産とされる金の約30兆ドル(約4,550兆円)を大きく下回っています。

CZ氏はこの価値ギャップに触れつつ、正確な時期は不明であるものの「時間はかかるが必ず実現する」と強調しました。

予測:ビットコインが金を超える日が来る。

正確な時期は分かりません。少し時間がかかるかもしれませんが、必ずそうなるでしょう。この投稿は保存しておいてください。

CZ氏が語るビットコイン時価総額逆転の現実味

ビットコイン上昇局面で示された将来像

CZ氏が「ビットコインは金を上回るだろう」とする強気予測を投稿したのは、ビットコイン価格が約11万1,000ドル(約1,680万円)前後で推移し、金価格も史上最高値圏にあったタイミングでした。

この状況下で同氏は、ビットコインが依然として過小評価されているとし、さらに高い価格帯への上昇余地があるとの見解を示しています。

長年にわたり両資産の価値差は縮小傾向にあり、こうした背景を踏まえ、CZ氏はビットコインの将来的な伸びしろについて一貫して強気の姿勢を示しています。

実際、7月にビットコインが史上最高値の約12万3,000ドル(約1,790万円)を記録した際にも、CZ氏は「現在の価格水準は今後の成長の序章に過ぎないだろう」と述べています。

BTC供給量と金の総資産価値の対比

ある試算では、金の時価総額を約29.7兆ドル、ビットコインの流通供給量を約1,990万BTCと仮定した場合、ビットコインが金の総資産価値に並ぶには1 BTCあたり約149万ドル(約2.2億円)が必要になると推察されています。

また、ビットコインが金の時価総額を逆転するためには、ETFへの巨額資金流入や中央銀行の準備資産への組み入れなどが焦点となることも指摘されています。

こうした需給両面の好材料が重なれば、時価総額の逆転は単なるスローガンではなく「計算と物理に基づく現実的なシナリオ」との見方が示されています。

ビットコイン現物ETFに機関マネーが回帰か

10月21日、米国市場ではビットコイン現物ETFへの1日あたりの資金流入額が合計約4億7,720万ドル(約720億円)に達したと報じられました。

最近の市場変動で一時は資金流出超過となっていた現物ETFは、この日に資金流入に転じ、機関投資家の投資マインドが安定しつつある兆候が見られると指摘されています。

一方で、金の需要が頭打ちとの見方も出ており、当日の金現物価格は5.9%下落しました。

金から資金を移した投資家が代替先として仮想通貨に注目する動きが加速すれば、ビットコインは「デジタルゴールド」としての存在感を今後徐々に強める可能性もあります。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=151.68 円)

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Source:CZ氏X投稿
サムネイル:AIによる生成画像

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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