モブキャスト、ソラナ活用の新構想「ソーシャルインパクトパスポート(SIP)」始動

モブキャストがソラナ活用のエコシステム構築へ

東証グロース上場のモブキャストホールディングスが、レイヤー1ブロックチェーン「ソラナ(Solana)」を活用した新構想「ソーシャルインパクトパスポート(SIP)」の実証フェーズに移行したと10月17日に発表した。

同構想は同社が推進する「ソラナ・トレジャリー事業」の中核プロジェクトに位置づけられており、グループ横断的に展開する方針だ。

SIP構想は、ファンの社会貢献活動をNFTとして可視化し、企業成長と社会的価値創出を両立させることを目的とした取り組みだ。ブロックチェーンを活用して、ファンの行動・社会貢献・事業成長が循環する「循環型エコシステム」の構築を目指す。

その第1弾として、同社子会社ニンジン(NINJIN)が運営する競馬ゲーム「オシウマ・ダービー・ブラッド」と連携し、ユーザーの社会貢献度に応じてNFTを発行する仕組みの年内実装を予定している。この仕組みでは、引退馬支援活動を行うと貢献がNFTとしてSIP上に記録され、将来的には特典やイベント参加権などの提供も検討されている。

モブキャストHDは、今後3年以内にグループ各社が展開するソーシャルエンターテインメントおよびメディア事業にSIPを拡大し、ソラナコミュニティの発展に寄与する循環型エコシステムの構築を進める方針だ。

SIP推進にあたっては、ソラナ財団や開発者コミュニティとの連携を強化し、バリデーター運用やWeb3を活用した社会貢献モデルの構築を目指すという。また非Web3層でも参加できる直感的なUI/UXの開発も進める。さらに社会貢献テーマを多様化し、環境・美容領域の「サステナビューティープロジェクト」、食や暮らしをテーマとする「ごちそうさまプロジェクト」、音楽やアート分野の「Re:Generationプロジェクト」などへ順次展開していく計画も示されている。

なおモブキャストHDは10月3日に「ソラナ・トレジャリー事業」の開始を発表しており、その一環としてソラナ(SOL)を最大5億円規模で購入する計画を明らかにしている。

同社はこの事業を通じて、SOLの中長期的な資産価値の増大によるキャピタルゲインを狙うとともに、ステーキングなどによるインカムゲインの創出を目指している。今回のSIP構想はこのトレジャリー事業を基盤に展開されるグループ横断型の取り組みとなる。

参考:モブキャスト
画像:PIXTA

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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