コインベース、BNBを上場ロードマップに追加

コインベース（Coinbase）は、Binanceエコシステムの基軸トークンであるBNBを公式の「上場ロードマップ」に追加したと発表しました。

競合の主軸となる資産に対してサポートを示すのは初めてで、マーケットメイク体制と技術基盤の準備が整い次第、取引を開始する計画です。

背景には、トークン上場の基準や手数料を巡る議論の活発化があります。直近では、Binanceが「上場の見返りとしてトークン配分を求めた」との外部指摘を根拠のない中傷と否定し、これを受けてコインベースのBase責任者Jesse Pollak氏が「上場コストは0％であるべき」と発言する場面もありました。

コインベースは同日、「The Blue Carpet」と題した発行体向けの透明化施策を公表し、上場料や申請料は徴収していないと改めて説明しています。

価格面では、報道直後にBNBが一時2％上昇し1,175ドルを付けた後、落ち着いたとされています。時価総額4位の大型資産を巡る動きだけに、今後の上場手続きと市場流動性の推移が注目されます。

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