スイスボーグから約62億円相当のSOL流出、ステーキングパートナー経由で

スイスの暗号資産プラットフォームでSOL流出

スイス拠点の暗号資産(仮想通貨)投資プラットフォームのスイスボーグ(SwissBorg)から、セキュリティ侵害により約192,600SOL(約62億円)が流出した。同プラットフォームの共同創業者兼CEOであるサイラス・ファゼル(Cyrus Fazel)が、被害の内容をXから動画で9月9日に発表した。

ファゼル氏によると今回の被害は、ステーキングパートナーに経由により、パートナーAPIが侵害されたことが原因だという。なお被害は同社アプリには及んでおらず、あくまでもSOLのアーンプログラムに限定されているとのこと。他のアーンプログラムにも安全だという。

影響を受けたのはユーザーの1%未満だというが、スイスボーグはユーザー保護のため、自社が保有するSOLトレジャリーを用いて残高の大部分を補填する方針を示した。最終的な補填額はまもなく確定するとしており、「ホワイトハッカーやセキュリティ企業と連携し流出資産の回収を進める」ともファゼル氏は表明している。

今回の流出は、暗号資産業界でセキュリティリスクが高まる中で起きた。同日にはNPMソフトウェア開発者のアカウントが侵害され、サプライチェーン攻撃が発生。レジャー(Ledger)社のCTOシャルル・ギルメ(Charles Guillemet)氏は、ハードウェアウォレットを利用していないユーザーに対し、一時的にオンチェーントランザクションを控えるよう注意を呼びかけている。

参考:スイスボーグ
画像:PIXTA

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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