SHIB・ONDOなど8種類の仮想通貨ETPが上場|欧州市場で投資機会拡大

Valour、8つのアルトコインETPをローンチ

カナダの仮想通貨ETP(上場取引型金融商品)発行会社である「Valour」は2025年8月27日に、スウェーデンの証券取引所である「Spotlight証券取引所」で8つの仮想通貨ETPをローンチしたと発表しました。

Valourは、カナダ拠点のフィンテック企業「DeFi Technologies」の子会社であり、Spotlight証券取引所(スウェーデン)、フランクフルト証券取引所(ドイツ)、SIXスイス証券取引所(スイス)、ユーロネクスト(パリ・アムステルダム)など欧州の主要市場で85以上のETPを展開しています。

同社はビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)を含む様々な仮想通貨のETPを展開していましたが、今回は新たに以下8種類の仮想通貨を対象としたETPがローンチされ、商品ラインナップがさらにに拡充されることとなりました。

主要アルトコインへの新たな投資機会

Spotlight証券取引所に上場した仮想通貨ETPは以下の8つで、これらの各商品はスウェーデンクローナ(SEK)建てで発行され、従来の証券口座を通じて規制環境下でシンプルに暗号資産へ投資できる仕組みとなっています(いずれのETPも運用管理手数料は年率1.9%)。

  • Valour Shiba Inu(SHIB) SEK ETP
  • Valour Pi(PI) SEK ETP
  • Valour Ondo(ONDO) SEK ETP
  • Valour Cronos(CRO) SEK ETP
  • Valour Mantle(MNT) SEK ETP
  • Valour VeChain(VET) SEK ETP
  • Valour Ethena(ENA) SEK ETP
  • Valour Celestia(TIA) SEK ETP

これらのETPは対象となる暗号資産の価格に連動する金融商品であり、証券取引所に上場しているため株式と同様に証券口座を通じて売買することが可能です。そのため、現地の投資家は仮想通貨ウォレットを持たなくても各銘柄への投資エクスポージャーを得ることができます。

Valourの北欧責任者であるJohanna Belitz氏は「北欧の投資家は幅広い暗号資産にシンプルかつ透明性の高い方法でアクセスすることを望んでいる」と説明した上で「今回の追加によって、L1・L2チェーン、モジュラー型インフラ、高いユーザーエンゲージメントを持つトークンまで幅広くカバーできるようになった」と語っています。

Valourによる今回の8つの新規ETP上場は、投資家にとって分散化された暗号資産ポートフォリオを構築する大きな選択肢となります。特にL1・L2ブロックチェーン、RWA、モジュラーブロックチェーンなど、現在注目される分野を網羅している点は、急成長するデジタル資産市場において戦略的な一手と言えるでしょう。同社は今後も欧州を中心にラインナップを拡大し、規制下で信頼できる投資手段としてのETPを提供していくとみられます。

また、今回のようなETPの導入は、対象となる暗号資産の認知度向上や投資家基盤の拡大に寄与し、中長期的には市場への資金流入を後押しする要因となることが期待されています。

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source:Valour発表
サムネイル:AIによる生成画像

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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