エックスモバイル「BTCモバイル」提供開始|通信料ポイントをビットコイン連動トークン「BTCP」に交換

通信料ポイントでBTC価格連動体験が可能に

独立系MVNOのエックスモバイル株式会社は2025年8月24日、毎月の通信料金に応じたポイントをビットコイン(BTC)連動トークンに交換できる新サービス「BTCモバイル」を8月25日から提供すると発表しました。

同社の発表によると、利用者は毎月の通信料金に応じて無償ポイントを受け取り、貯まったポイントをビットコイン(BTC)の市場価格に連動する独自トークン「BTCP」へ交換できる仕組みとなっています。

ユーザーはポイントをBTCPに換えることで価格変動を疑似体験でき、さらに提携する暗号資産交換業者でビットコイン購入代金に利用できる専用バウチャーへ変換することも可能です。

エックスモバイルは、日常的なスマートフォン利用を通じてビットコイン取得の仕組みを体験できる新たなサービス形態だと説明しています。

なお、2025年9月30日までに契約したユーザーには「初月利用料金相当の無償ポイントを付与するキャンペーン」も展開されています。

BTCモバイルが提供する新しい暗号資産体験

通信料に応じたポイント付与の仕組み

「BTCモバイル」は、通信料金に応じて付与されるポイントを、ビットコインの市場価格に連動して価値が変動する「BTCP」に交換できる仕組みの通信サービスとなっています。

ユーザーはポイントをBTCPに変換することで価格変動を疑似体験でき、さらにBTCP相当額を提携交換業者で利用可能な専用バウチャーへ切り替え、ビットコイン購入代金に充当することが可能です。

この仕組みにより、ユーザーは日常のスマホ利用を通じて、ポイント獲得からBTC購入までの一連のプロセスを段階的に体験できる構成となっています。

なお、提携する暗号資産交換業者の名称は開始時点では非公開となっており、詳細は後日に公表すると伝えられています。

投資ではなく学習体験を重視した設計

エックスモバイルは「BTCモバイル」を、投資や資産運用を目的とするものではなく、ビットコイン取得までの流れを疑似的に学ぶためのサービスだと強調しています。

BTCPは参照するビットコイン価格に応じて価値が増減するため、保有ポイントの円換算価値が上昇する可能性も下落する可能性もあり、その価格変動リスクはユーザー負担となります。

専用バウチャーの利用先は提携交換業者でのビットコイン購入に限定され、現金化や第三者への譲渡は不可とされています。実際に取得する場合は、交換業者での口座開設に加え、売買や税務手続きもユーザーの判断と責任で対応する必要があります。

サービス利用規約や条件は2025年8月25日に公式サイトで公開済みで、契約前の確認が推奨されています。

>> BTCモバイル公式サイト

暗号資産の理解促進につながる新モデル

「BTCモバイル」は、Web3専門子会社の株式会社X-Bankと共同企画で開発されました。エックスモバイルは2025年4月にWeb3事業への本格参入を発表しており、当時からモバイルとブロックチェーンを組み合わせた新サービスを計画していました。

X-Bankは2022年設立の戦略子会社で、暗号資産交換業ライセンスの取得準備やWeb3技術の研究を進めています。今回のBTCモバイルは、同社の取り組みの成果の一つとされています。

またエックスモバイルは、堀江貴文氏の通信ブランド「HORIE MOBILE」との連携によるトークン発行や、Web3プロジェクト「REDX」との協業による「REDX MOBILE」の展開など、先駆的な取り組みも重ねてきました。

ビットコイン技術導入とWeb3カンファレンスに注目集まる

ビットポイント、国内初のライトニングネットワーク導入を目指す

SBIグループ傘下の暗号資産取引所ビットポイントジャパンは8月22日、ビットコインのオフチェーン決済技術「ライトニングネットワーク」への対応を本格的に検討すると発表しました。

ライトニングネットワークはBTC送金の高速化と手数料の低減を狙う技術で、同社は導入に向けた技術検証と体制整備を進めています。

国内では、取引所ビットバンクが昨年に対応方針を示したものの、現時点で実装には至っていません。そのためビットポイントが導入を実現した場合、国内初の事例となる見通しです。

導入が進めば、少額決済や国際送金など多様な場面でビットコインの利便性向上が見込まれ、取引所間の競争環境にも影響を与えると期待されています。

国内外の業界関係者集うWeb3カンファレンス「WebX 2025」開幕

8月25日には、アジア有数のグローバルWeb3カンファレンス「WebX 2025」が東京・芝公園のザ・プリンス パークタワー東京で開幕しました。

2日間の来場者は2万人超、参加企業は3,000社以上にのぼる見込みで、世界中のブロックチェーン・暗号資産業界の関係者が集結する見通しです。

政府によるWeb3推進策や税制見直しを背景に、日本市場への関心が高まっており、基調講演やブース展示を通じて最新の技術や事例が紹介されています。

日本発のWeb3スタートアップやプロジェクトの存在感も示されており、暗号資産業界における日本の地位向上につながるイベントとして注目されています。

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Source:エックスモバイル公式発表
サムネイル:エックスモバイル公式発表より引用

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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