ビットフライヤー、イーサリアム(ETH)ステーキングサービス対応開始

ビットフライヤーがETHステーキングサービス提供開始

国内暗号資産(仮想通貨)取引所ビットフライヤー(bitFlyer)が、イーサリアム(ETH)のステーキングサービス開始を8月12日に発表した。

ビットフライヤーのETHステーキングサービスの対象となるのは、同取引所口座でETHを保有し、ステーキング報酬の受取設定を有効にしたユーザーとなる。

設定方法は、同取引所のスマートフォンアプリまたはウェブサイトのアカウント設定画面から「ステーキング設定」を選択し、設定を有効にする必要がある。なお有効期間は6カ月間となっており、有効期限が過ぎると自動的に無効になるという。そのため報酬の受取りを継続したい場合は、有効期限の1週間前から有効期限満了日までの間に、設定の更新を行う必要があるとのことだ。ちなみにアプリのアップデートをすることで、ステーキング設定の表示がされる。

同取引所によるとユーザーが受取るステーキング報酬の年利率は、同取引所がイーサリアムネットワークから受取るステーキング報酬の年利率から、同取引所の事務管理費相当割合(約30%)を差し引いた年利率になるとのこと。

ステーキング報酬の年利率の参考例として、8月10日では2.03%とのこと。ビットフライヤーがイーサリアムネットワークから受け取る報酬の年利率が2.9%で、そこから差し引かれた数字となる。

なおステーキング報酬の付与日は、報酬の集計期間の対象となる月の翌月の第2金曜日になるという。集計期間は、対象月の初日から最終日まで。この期間中のETHの保有状況に応じて報酬額が計算されるとのこと。

ステーキングとは、「バリデーター」と呼ばれるユーザーが、対象となる暗号資産を一定量保有(ロック)することで取引記録のブロック生成プロセスに参加し、報酬を得る行為のこと。

暗号資産取引所が提供するステーキングサービスでは、サービス提供事業者がユーザーから預かっている同サービス対象暗号資産のうち、同事業者が指定する数量につきステーキングを行い、その結果受領するステーキング報酬の一部を、ユーザーに付与するサービスとなっている。

なおステーキングは、コンセンサスアルゴリズムの「PoS(プルーフ・オブ・ステーク)」を採用するブロックチェーンで実行が可能となっている。コンセンサスアルゴリズムとは、暗号資産のブロックを追加する際の合意形成のアルゴリズムだ。 

参考:ビットフライヤー
画像:iStocks/olegback・Who_I_am

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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