グレースケール、TAO・NEAR・RENDER・FIL・GRTを含む分散型AIファンド提供開始

Grayscale Decentralized AI Fund提供開始

米暗号資産(仮想通貨)運用会社のグレースケール(Grayscale)が、AI・ブロックチェーン関連の暗号資産を組み入れたバスケット型ファンド「Grayscale Decentralized AI Fund」を、適格投資家向けに提供開始したと7月29日に発表した。

「Grayscale Decentralized AI Fund」は現在、暗号資産タオ(TAO)、ニア(NEAR)、レンダー(RENDER)、ファイルコイン(FIL)、ジーアールティー(GRT)の5銘柄で構成されているとのこと。今後これらの保有銘柄は変更される可能性があるという。

なお、同ファンドは8月4日時点でTAOに28.67%、NEARに29.30%、RENDERに17.86%、FILに15.47%、GRTに8.70%を投資している。

「Grayscale Decentralized AI Fund」は、成長分野である人工知能(AI)および暗号資産をテーマに投資対象を選定するファンドとのこと。このファンドは、ブロックチェーン技術が中央集権型AIに伴う潜在的リスクを軽減できるという考えに基づいて設計されているという。

同ファンドの投資対象には、分散型AIサービスを構築するプロトコル、中央集権型AI関連の課題に対するソリューションを構築するプロトコル、そしてAI技術開発に不可欠なインフラおよびリソースを提供するプロトコルへの投資が含まれている。

また同ファンドの投資配分は、各銘柄の市場規模に応じて決まる方式を採用しており、四半期ごとに見直し(リバランス)が行われるとのこと。

1つの資産がリターンを過度に左右しないよう、個別資産ごとに最大30%の上限が設けられているという。また、暗号資産とAIをめぐるテーマの変化にも適応できるよう設計されているとのことだ。

なおグレースケールは「Grayscale Decentralized AI Fund」の他に、暗号資産バスケット型ファンド「Grayscale Digital Large Cap Fund:GDLC」および、DeFi(分散型金融)プロトコル特化型ファンド「Grayscale Decentralized Finance(DeFi)Fund:DEFG」を展開している。

「GDLC」は、8月4日時点でビットコイン(BTC)に75.53%、イーサリアム(ETH)に14.66%、エックスアールピー(XRP)に5.97%、ソラナ(SOL)に2.95%、カルダノ(ADA)に0.89%を投資している。

「DEFG」は、8月4日時点でユニスワップ(UNI)に37.70%、アーベ(AAVE)に25.13%、オンドファイナンス(ONDO)に18.46%、カーブ(CRV)に7.80%、メイカー(MKR)に5.70%、リドダオ(LDO)に5.21%を投資している。

参考:グレースケール
画像:PIXTA

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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