
米SECの規制変更でアルトETF承認が加速か
米ブルームバーグのアナリストであるエリック・バルチュナス氏は2025年7月31日、自身のX(Twitter)で、XRPなどの主要アルトコインETFが今年9~10月頃に承認される可能性が高いとの見解を示しました。
The SEC's "Listing Standards" for crypto ETPs is out via new exchange filing. BOTTOM LINE: Any coin that has futures tracking it for >6mo on Coinbase's derivatives exchange would be approved (below is list). It's about a dozen of the usual suspects, the same ones we had at 85% or… https://t.co/QlzZnta7Yv pic.twitter.com/CmBr8XxAcM
— Eric Balchunas (@EricBalchunas) July 30, 2025
仮想通貨ETFに対するSECの”上場基準”が、新たな取引所の申請により発表された。
結論から言えば、Coinbaseで6ヶ月以上先物取引が行われているコインは、すべて承認される。
私の見立てでは、承認される確率は85%以上だ。
問題は上場のタイミングだが、恐らく9月か10月だろう。グレッグの一連のポストに詳細が書いてある。
バルチュナス氏は、主要なアルトコインETFの上場が9~10月と予測した理由として、仮想通貨分野の専門家であるグレッグ・ゼタリス氏が提示している、SEC(米証券取引委員会)に提出された規制変更案を根拠に挙げています。
7月30日にCboe BZX exchange(米証券取引所シーボーBZX取引所)がSECに提案した規制変更案では、以下の要件を満たす仮想通貨はETFの上場に個別承認が不要となります。
- Coinbaseなどのプラットフォームで、6ヶ月以上先物取引が実施されている
- 該当の商品や関連資産が適切に保有し、運用する仕組みが整備されている
バルチュナス氏の予測どおり規制変更案が通過すれば、同氏とセイファート氏が以前示していた「年末までに承認」という見通しを待たずに、複数のアルトコインETFが前倒しで承認される可能性があります。
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XRP現物ETF申請の現状と承認遅延の理由
XRP ETFについては数多くの著名企業から審査の提案がありましたが、依然としてSECはいずれも承認していません。
XRP ETFが承認されなかった原因の1つとして、リップル(Ripple)社とSECとの間で現在も行われている5年以上にも及ぶ訴訟問題が挙げられます。
現在ではリップル社、SECともに控訴を取り下げ事実上の和解が成立しており、残すは8月15日の進捗報告のみとなっています。
これに関して、SECの元弁護士マーク・ファーゲル氏は8月15日を待たずして、SECは進捗報告書を提出するのではないかという見解を示しました。
I believe that’s the date for the parties to report on the status of their appeals. It doesn’t mean it’s a hard deadline by which they must file their dismissal papers, but I assume they will try to do so before then.
— Marc Fagel (@Marc_Fagel) July 28, 2025
8月15日までに必ず控訴を取り下げる書類を提出しなければならないという厳密な期限ではない。
恐らく、期日以前に手続きを済ませようと努めるのではないか。
もし今回の進捗報告で訴訟棄却の手続きがなされれば、XRP ETF承認の大きな障壁が取り除かれるだろうと、同氏は述べています。
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Source:エリック・バルチュナス氏のX投稿
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用






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