
ANAPライトニングキャピタルがビットコイン追加取得
東証スタンダード上場企業のANAPホールディングスが、同社子会社のANAPライトニングキャピタルによるビットコインの追加取得を7月23日に発表した。
ANAPホールディングスは、若年層女性向けのカジュアルファッションブランド「ANAP(アナップ)」を展開するANAPも子会社に持つ企業だ。
今回ANAPライトニングキャピタルが取得したビットコインは、現物による第三者割当増資によるもの。投資ファンドのキャピタルタイフーンが保有するビットコイン80億円相当が現物出資された。ビットコイン現物による第三者割当増資は国内上場企業初の事例になるとして、6月9日にその予定が発表されていた。
発表によると今回ANAPライトニングキャピタルは7月22日付で584.9057BTCを取得した。なおこの数量は、ANAPホールディングスがビットコイン現物出資により受領したビットコイン584.9135BTCからANAPライトニングキャピタルへのビットコイン送付手数料を控除したものとなっている。ANAPホールディングスによるビットコイン現物出資調達額は79億9,993万9,200円相当となっている。
これによりANAPライトニングキャピタルが保有するビットコインは、814.1405BTCとなった。同ビットコインの総投資金額は115億0,157万8,135円。1BTCあたりの平均取得額は1,412万7,264円とのことだ。
ANAPホールディングスはビットコイン現物による増資を発表した同日、2025年8月期末までに1,000BTC以上保有する計画を発表した。
その他にも「ビットコイン事業」として、ビットコインおよびそのデリバティブ(金融派生商品)の売買を通じて、収益機会の獲得を目指す「ビットコイントレーディング戦略」や高感度なBTCユーザーを対象に、実店舗およびECで新ブランドを展開する「ライフスタイル事業」、ブロックチェーン技術を活用したBTC決済、マイニング、関連ソリューションを開発する「テクノロジー事業」を開始するとANAPホールディングスは発表している。
ANAPは今年4月に持株会社体制へ移行し、社名を「株式会社ANAP」から「株式会社ANAPホールディングス」に変更。これに伴いアパレル事業は新設された「株式会社ANAP」へ承継されている。また同時に、投資関連事業を行う「株式会社ANAPライトニングキャピタル」の他、美容サロン関連事業を行う「株式会社AEL」、「株式会社ARF」を新設し、事業の多角化を進めている。
また4月より「株式会社ANAPホールディングス」の代表取締役会長(CEO)兼執行役員(現代表取締役社長)に就いた川合林太郎氏は、ビットコイン関連会社へ投資を行うフルグル合同会社のCEO、および先日4月25日に東京四谷にオープンした「Tokyo Bitcoin Base(TBB)」運営会社である株式会社BH Tokyoの代表取締役兼CEOも務めている人物だ。
参考:ANAP
画像:PIXTA
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参照元:ニュース – あたらしい経済

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