KrakenとBacked、米国株のトークン化資産「xStocks」をBNBチェーンに拡大

KrakenとBackedがBNB Chainと提携

米暗号資産(仮想通貨)取引所のクラーケン(Kraken)と株式のトークン化プロダクト「xStocks」を提供するバックド(Backed)が、BNBチェーン(BNB Chain)との戦略的提携を7月9日に発表した。この提携により、これまでソラナ(Solana)ブロックチェーン上でのみSPL規格トークンとして発行されていた「xStocks」の株式トークンが、BNBチェーン上でBEP-20トークンとしても発行されることになる。

今後数週間で、クラーケンは適格な顧客に対してBNBチェーン経由での「xStocks」の入出金を可能にするという。

BNBチェーン上で展開されたトークンの対象資産には、アップル(AAPLx)、テスラ(TSLAx)、SPDR S&P 500 ETF(SPYx)、エヌビディア(NVDAx)などが含まれる。

クラーケンの共同最高経営責任者(Co-CEO)のアルジュン・セシ(Arjun Sethi)氏は「xStocksへの反応により、資本市場の未来がチェーンニュートラルで、構成可能で、設計上マルチチェーンになることがますます明確になった」と述べている。同氏はトークン化された株式が従来の資産のデジタルラッパーではなく、金融システム自体の根本的なアップグレードであると強調した。

バックドの共同創業者のアダム・レヴィ(Adam Levi)氏は「xStocksは中立的で公益的な資産クラスとして構築されており、BNBチェーンへの拡張はそれらをトークン化された株式の標準にするための重要なステップだ」と語っている。同氏はDeFi(分散型金融)に統合されたトークン化された株式がステーブルコインの規模と有用性を上回る可能性があると展望を示した。

クラーケンは5月22日、「xStocks」を非米国居住者向けに展開開始していた。 

参考:クラーケン
画像:iStocks/SiberianArt・artacet

関連ニュース

参照元:ニュース – あたらしい経済

コメント

タイトルとURLをコピーしました