仮想通貨ニュース週間まとめ「カルダノ・ソラナ・ステーブルコイン・ビットコイン価格予想」などの注目記事

2025年6月1日〜7日にかけて紹介した仮想通貨(暗号資産)・ブロックチェーン関連のニュースをまとめて掲載しています。この1週間で特に注目の話題をBITTIMES編集部がピックアップしてお届けします。

「マスクvsトランプ」補助金打ち切り・エプスタイン発言も

6月6日、テスラ社のイーロン・マスク氏とドナルド・トランプ米大統領の対立が激化し、その影響によりビットコイン(BTC)をはじめとする仮想通貨市場が下落しました。

両者は約3.8兆ドル(約547兆円)規模の大型税制・歳出法案をめぐって非難の応酬を繰り広げています。

トランプ大統領がマスク氏の企業に対する政府補助金や契約の打ち切りを示唆する一方、マスク氏はトランプ氏の名前が米富豪ジェフリー・エプスタイン氏の関係資料に記載されていると主張する事態にまで発展しました。

こうした激しい対立により米国株式市場ではテスラ株が一日で14%急落したほか、仮想通貨市場でも短時間で約6億2,155万ドル(約890億円)相当の取引が強制的に決済されるなど、大きな影響が出ています。

カルダノ(ADA)を「Unreal Engine」に統合?

カルダノ(Cardano/ADA)を主流のゲームエンジンである「Unreal Engine」に統合するためのプラグイン開発が進められていることが判明し、カルダノコミュニティで注目を集めています。

Unreal Engine(アンリアル エンジン)とは、Epic Gamesが開発したゲーム制作に必要な機能を統合したゲームエンジン・リアルタイム3Dグラフィックスエンジンであり、ゲーム開発・映像制作・建築デザイン・VR・ARなど多様な分野に活用されている3Dエンジンとして知られています。

今回のプラグインは、カルダノ関連の分析プラットフォームを展開している「TapTools」のX投稿で注目を集めているもので、TapToolsの投稿では「新たなプラグインによってカルダノとUnreal Engineの互換性が実現し、ゲーム開発でカルダノブロックチェーンを活用できるようになる」ということが紹介されています。

多くの小売業者がビットコイン決済を選ぶ未来が来る?

6月1日、シリコンバレーの著名投資家で億万長者のティム・ドレイパー氏が自身のX(旧Twitter)で、米ドル崩壊の警告とともに、小売業者によるビットコイン決済が増加するとの見解を示しました。

投稿の中でドレイパー氏は「ドルは絶滅しつつある」と述べ、ビットコインが小売決済で主流となる未来が来る可能性を示唆しました。

なお、ドレイパー氏は過去にも仮想通貨業界における強気発言で知られており、今回の発言もこれまでの姿勢を裏付けるものと見られています。

カリフォルニア州、BTC支払い受け入れ法案を全会一致で可決

米カリフォルニア州議会下院は6月4日、州政府がビットコインをはじめとする仮想通貨での支払いを受け入れることを可能にする法案「AB-1180」を賛成68・反対0の全会一致で可決しました。

法案は現在上院で審議中で、成立すれば2026年7月から施行されます。約5年間の試験運用期間が設けられており、2031年1月1日まで有効となる見通しです。

カリフォルニア州政府が仮想通貨による支払い受け入れを認めるのは今回が初めてで、仮想通貨業界ではこの動きを歓迎する声が上がっています。

ソラナ財団、ドバイで経済特区を設立へ

ソラナ(SOL)財団は6月3日、アラブ首長国連邦ドバイの仮想資産規制局(VARA)と提携し、ブロックチェーン企業や開発者を支援する「ソラナ経済特区」をドバイに設立することを発表しました。

この提携は両者が了解覚書(MOU)に署名し正式化されたもので、アラブ首長国連邦(UAE)におけるブロックチェーン企業と規制当局の協力関係を強化する重要な動きとして報じられています。

Uber CEO、ステーブルコイン導入を検討

配車サービスを展開する米Uberのダラ・コスロシャヒCEOは6月5日、米サンフランシスコで開催されたブルームバーグ・テック・サミットの講演で、決済コスト削減に向けた取り組みとしてステーブルコインの活用を検討していることを明らかにしました。

同氏はグローバルな資金移動手段としてステーブルコイン技術に注目しており、その導入によって従来の銀行送金よりも迅速かつ低コストで世界各国への支払いを処理できる可能性があると説明しています。

また、コスロシャヒ氏は「ステーブルコインは仮想通貨の中でも特に興味深い存在であり、価値の保存手段を超えた実用的な利点を持つ」と強調しました。

ビットコイン「まだ過小評価」2028年までに50万ドル?

X(Twitter)で約211万人のフォロワーを持つ著名アナリストPlanB氏は6月6日に、自身のYouTubeチャンネルの動画で「ビットコインは現在非常に過小評価されている」と指摘しました。

同氏はさらに、現在の4年周期サイクル(2024年~2028年)でビットコイン価格が最大約860%上昇し、2028年までに50万ドル(約7,250万円)に達する可能性があるとの見解も示しています。

記事執筆時点でビットコインは約10万4,800ドル(約1,507万円)前後で推移しており、5月末に記録した過去最高値の約11万ドル(約1,595万円)からやや下落した水準となっています。

サムネイル画像:AIによる生成画像

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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