Squareに「ビットコイン決済」導入へ
ジャック・ドーシー（Jack Dorsey）氏が率いる米決済企業ブロック（Block）社が、同社提供の「スクエア（Square）」にビットコイン決済を導入開始したと5月27日に発表した。
このサービス「Bitcoin For Businesses」により「スクエア」のPOS端末を使用する小売店などの企業は、ビットコインでの支払いが受けられるようになる。顧客は表示されたQRコードをスキャンするだけでビットコイン（BTC）で支払いが可能になる。
同サービスによるビットコイン決済は、ビットコインのレイヤー2ネットワークである「Lightning Network（ライトニングネットワーク：LN）」にてほぼ瞬時に低コストで完了する。また「スクエア」との連携により、リアルタイムのレート計算など複雑な処理は全てバックグラウンドで行われるとのことだ。
なお同サービスは、ブロックが2024年にリリースした「Bitcoin Conversions」機能を基盤にしているとのこと。同機能は、販売業者が日々の売上の一部（1%から10%）を自動的にビットコインに変換でき、Cash Appアカウントに送金が可能となっている。
「Bitcoin For Businesses」のサービス展開は2025年後半より開始される予定。関係当局の承認を条件に、2026年には対象となる全ての「スクエア」加盟店に同サービスは展開される予定とのことだ。
なお同サービスは、5月27日から29日までラスベガスで開催される大型カンファレンス「Bitcoin 2025」で展示されるとのこと。カンファレンス参加者はBTC Inc.のグッズストアでビットコイン決済を直接体験できるとのことだ。
Today: we’re accepting bitcoin payments at @TheBitcoinConf
— Square (@Square) May 27, 2025
Soon: you can accept bitcoin payments wherever you are
Details here: https://t.co/ko2S9hFpih pic.twitter.com/IYlYV6XM2S
参考：ブロック
画像：PIXTA
関連ニュース
- 米決済ブロック、Square加盟店が売上を「BTC」で受取り可能に
- ジャックドーシーの米ブロック、体制不備についてNYDFSと和解、罰金支払いで
- ジャックドーシーの米ブロックがBTCマイニング事業に注力、Web5プロジェクト終了へ
- 国内ライトニングネットワーク企業Nayuta、事業終了へ
- ライトスパーク、米国銀行口座にライトニングネットワーク決済を接続する「Lightspark Extend」公開
参照元：ニュース – あたらしい経済
コメント