
ワールドがa16zとBain Capitalから135Mドル調達
暗号資産(仮想通貨)プロジェクト「ワールド(World)」を支援するワールド財団(World Foundation)の子会社であるワールドアセッツ(World Assets)が、同プロジェクトの初期支援者であるa16z(アンドリーセンホロウィッツ)およびベインキャピタルクリプト(Bain Capital Crypto)から1億3,500万ドルを調達したことを5月21日に発表した。
この資金調達は、同2社への「ワールド」の独自トークン「ワールドコイン(WLD)」の売却により実施された。
また今回の調達資金は、「ワールド」の個人認証機能である「World ID」の需要拡大と、米国およびグローバル展開の拡大支援のために利用されるとのことだ。
「World ID」は、氏名や電子メールなどの個人情報を明かすことなく自分が実在する一意の人間であることを証明できるデジタルID。取得するにはTFHが世界各所に設置する「オーブ(Orb)」と呼ばれるボール状のデバイスで虹彩をスキャンする必要がある。
また「ワールド」は今回の「WLD」売却により、同トークンの流通量が増加したと述べている。
なお今回の発表を受けて「WLD」価格は約14%上昇した。
なお「ワールド」は5月1日、米国市場への展開開始を発表。アトランタ、オースティン、ロサンゼルス、マイアミ、ナッシュビル、サンフランシスコの6都市にて「World ID」の取得が可能になったとし、これにより米国ユーザーもワールドアプリ(World App)からワールドコイン(WLD)の請求が可能になったと伝えていた。
また今年後半には米国向けに、ビザ(Visa)による「ワールドカード(World Card)」が利用可能になることも発表された。 ・同カードは、個人のワールドアプリのウォレットに直接接続され、取得し保有するWLDを現実世界のビザ加盟店での利用を可能にするという。
なお「ワールドカード」は米国以外の国での展開も検討されているとのこと。
参考:ワールド
画像:iStocks/Who_I_am
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参照元:ニュース – あたらしい経済

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