米コインベース株「COIN」が「S&P500」入り、暗号資産主要の企業で初採用

米コインベース株が「S&P500」入り

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所「コインベース(Coinbase)」等を運営するコインベースグローバル(Coinbase Global)の株式「NASD:COIN」が、「S&P500」の構成銘柄に採用される。「S&P500」を提供するS&P ダウ・ジョーンズ・インデックス(S&P Dow Jones Indices)が5月12日に発表した。

「S&P500」は米国の代表的な株価指数。ニューヨーク証券取引所(NYSE)やナスダックに上場する大型株500銘柄で構成されている。同指数は、米国株式市場の約80%の時価総額をカバーしており、米国経済の健全性を示す指標として広く利用されている。

同指数に組み込まれている代表的な企業として、アップル(Apple)やマイクロソフト(Microsoft)、アマゾン(Amazon)、グーグル(Google)がある。またビットコインを保有するテスラ(Tesla)やブロック(Block)の株式も採用されている。しかし、暗号資産を主力事業として展開する米上場企業としては今回のコインベースが初の事例となる。

発表によると「COIN」の「S&P500」への組み込みは、5月19日の取引開始前になるとのこと。

なお「COIN」が採用されるにあたり、のディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ(Discover Financial Services)の株式「NYSE: DFS」は同指数から除外されるという。

この構成銘柄の変更は、同じく「S&P500」採用企業のキャピタル・ワン・ファイナンシャル(Capital One Financial)によるディスカバー・ファイナンシャル・サービシズの買収を進めているためとのことだ。

なお今回の発表を受けて、コインベースの株価は2025年5月12日の通常取引時間中に約4%上昇し、終値は207.22ドルとなった。さらに時間外取引では、約9%の急騰を記録し、投資家からの強い関心が示された。 

参考:S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス
画像:Reuters

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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