4月に大規模なアンロックが実行

オンチェーン分析ツールを提供するArkhamは2025年4月4日に、ソラナ（SOL）で大規模なアンロックが実行されると指摘しました。

同社によると、4月4日に179万SOL（2億ドル/約300億円相当）がアンロックされます。

179万SOLは2021年にロックされたもので、保有者には当時と比較して5.5倍の利益が出ている状況です。また、2028年までに予定されている1日あたりのアンロックとしては、最大規模のものになっています。




2億ドル分のSOLが解放されます。4月4日のアンロックは、2028年までに予定されている1日あたりのアンロックの中で最大のものとなっています。

これらのアンロックは、2021年4月に3,700万ドル（約53億円）相当のSOLをステークしていた投資家の保有分であり、現時点で5.5倍の利益が出ています。




オンチェーンデータを分析しているOnchain Lensによると、アンロックされたSOLのうち、約5,000万ドル（約72億円）分のステーキングが解除されました。

さらに約5,000万ドルのうち、約3,300万ドル（約48億円）分がBinance（バイナンス）、Kraken（クラーケン）、Coinbase（コインベース）といった取引所に送付されました。売却を行う前段階の動向と見られ、コミュニティからは売り圧力が懸念されています。

ソラナでは3月にも同様の動向が見られています。3月4日に、FTXとアラメダ関連のウォレットが4億ドル（約580億円）相当のSOLのステーキングを解除しました。

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苦戦が続くソラナ

ソラナは過去数ヶ月で、SOL価格やネットワークの活動量などで、比較的低調なパフォーマンスが見られています。

コインマーケットキャップによると、SOL価格は、2025年1月のピークだった約260ドル（約3万7,000円）から、4月5日時点で約120ドル（約1万7,000円）まで下落しています。

DeFiの分析ツールを提供している「DeFiLlama」のデータでは、ソラナのDEX月間取引量は2025年1月に約2,500億ドル（約37兆円）を記録しました。一方、3月には約520億ドル（約7.5兆円）まで下落しています。

また、同ツールによると、ソラナのDeFiにおけるTVLは2025年1月に記録した110億ドル（1.6兆円）から、4月5日時点で60億ドル（約8,700億円）まで下落しました。

※価格は執筆時点でのレート換算（1ドル=145.5円）

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Source：Arkham公式X
執筆・翻訳：BITTIMES 編集部
サムネイル：Shutterstockのライセンス許諾により使用

参照元：ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ