HashKeyとBosera、SFC承認のトークン化マネーマーケットETFを4月にローンチへ

SFC承認のトークン化マネーマーケットETF公開へ

HashKey Group(ハッシュキーグループ)が、中国の資産運用会社Bosera Asset Management(ボセラアセットマネジメント)と共同で、香港証券先物委員会(SFC)に承認されたトークン化マネーマーケットETFをローンチ予定であると3月28日に発表した。

このETFは、ブロックチェーン技術を活用したトークン化クラス「Bosera HKD Money Market ETF(ボセラHKDマネーマーケットETF)」および「Bosera USD Money Market ETF(ボセラUSDマネーマーケットETF)」として今年4月に提供開始される予定とのこと。

マネーマーケットファンドは、低リスクかつ高流動性の資産運用手段として知られており、ボセラアセットマネジメントはその特性を活かしつつ、トークン化によって暗号資産トレーダーに安定した利回りとリスクヘッジの手段を提供するという。

また、これらETFのトークン化の技術基盤はハッシュキーグループが担当し、同社が発行から運用、保管までを担うとのこと。なおトークン化の設計および実行を担当するのは、ハッシュキーグループのトークン化部門であるHashKey Tokenisation(ハッシュキートークナイゼーション)だという。

さらに、これらのETFはハッシュキーグループが提供するイーサリアム(Ethereum)基盤のレイヤー2ネットワーク「HashKey Chain(ハッシュキーチェーン)」上にデプロイされる予定とのこと。

これらETFの主要販売チャネルは、香港で初めて個人投資家向けに認可を受けた暗号資産取引所HashKey Exchange(ハッシュキーエクスチェンジ)が務めるとのことだ。

なお「ハッシュキーチェーン」は、2024年12月にメインネットローンチされている。同チェーンの構築には、「OPメインネット(オプティミズム)」の開発元OP Labs(OPラボ)が提供するソフトウェア「OP Stack(OPスタック)」が採用されている。また同チェーン上では、独自トークン「HSK」が展開されており、取引手数料(ガス代)やガバナンストークンとしての機能を担っている。

参考:ハッシュキーグループ
画像:iStock/wvihrev・wacomka

関連ニュース

参照元:ニュース – あたらしい経済

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です