フィデリティ、独自ステーブルコインの発行を計画か=報道
2025-03-27
Fidelityが独自ステーブルコイン発行か
米大手資産運用会社フィデリティ(Fidelity)が、デジタル資産戦略の一環として独自ステーブルコインの発行を計画しているようだ。英メディア「フィナンシャルタイムズ(Financial Times:FT)」が3月26日に報じた。関係者2名による情報として伝えられている。
報道によれば、このステーブルコインはフィデリティのデジタル資産部門が管理を担当し、現在はテストの最終段階にあるとされている。
なお、ステーブルコインの発行時期やブロックチェーンの選定、担保モデルについての詳細は現時点では公表されていない。
フィデリティは今月21日に、米国証券取引委員会(SEC)に対し、イーサリアム(Ethereum)上に構築されたオンチェーン米国債ファンド「フィデリティトレジャリーデジタルファンド/オンチェーン(Fidelity Treasury Digital Fund/OnChain)」の承認申請を提出した。
このファンドは、フィデリティが2024年末から運用しているマネーマーケットファンド「FYHXX(Fidelity Treasury Digital Fund)」に、新たに追加された投資区分(クラス)「オンチェーン」として構成されている。
同ファンドは、米国債に投資するマネーマーケットファンドの持ち分をトークン化し、イーサリアム上で記録することを目的としており、今年5月30日に発行される予定だ。
参考:FT
画像:Reuters
関連ニュース
- 米シーボーBZX取引所、フィデリティの「ソラナ(SOL)現物ETF」をSECへ申請
- フィデリティ、イーサリアム上の米国債ファンドをSECに申請
- シーボーBZX取引所、フィデリティの「イーサリアム(ETH)現物ETF」のステーキング許可をSECに申請
- 米フィデリティ、再び現物ビットコインETFの上場申請
- 米国、ステーブルコインに関する「GENIUS法案」が超党派で可決。法制化へ前進
参照元:ニュース – あたらしい経済