トランプ大統領のメディア企業とCrypto[.]comが提携、暗号資産組み込み型ETFを年内展開へ

Trump MediaとCrypto.comが提携

トランプメディア&テクノロジーグループ(Trump Media and Technology Group Corp:TMTG/Nasdaq: DJT)が、海外暗号資産(仮想通貨)取引所クリプトドットコム(Crypto.com)との提携により、暗号資産に関連した上場投資信託(ETF)を展開する計画を3月24日に発表した。

この提携は、拘束力のない合意書に基づくもので、ETFはTMTGの金融サービスブランド「トゥルースドットファイ(Truth.Fi)」を通じて提供される予定とのこと。

新たに組成されるETFには、ビットコイン(BTC)やクロノス(CRO)などの暗号資産を組み込んだ独自のバスケットが含まれるとのこと。またエネルギー産業などを中心に、「メイドインアメリカ(Made in America)」をテーマとした多様な業種の証券も、このETFに組み込まれる予定だという。

なおCROは、クリプトドットコムが開発するブロックチェーン「クロノス(Cronos)」の独自トークンである。

同ETFは、クリプトドットコムの証券仲介子会社であるフォリスキャピタルUS(Foris Capital US)を通じて提供される予定とのこと。また基盤技術の提供や資産の保管(カストディ)、および暗号資産の供給については、クリプトドットコムが担当するという。

なおETFは、TMTGとクリプトドットコムによる正式契約の締結および規制当局の承認を前提に、年内のローンチが予定されている。また提供地域は、米国、ヨーロッパ、アジアなどの国際市場を想定しており、既存の金融プラットフォームや証券会社を通じて展開される予定とのことだ。

なおTMTGは、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領のソーシャルメディアプラットフォーム「トゥルースソーシャル(Truth Social)」および動画配信プラットフォーム「トゥルース+(Truth+)」の運営企業である。

同社は今年2月に、今年から開始予定のカスタマイズされたETFと個別管理口座(SMA)の立ち上げに関連するブランド名の商標登録を申請したことを発表。申請されたETFとSMAは「トゥルースドットファイ」の一環として展開されるとのことだ。

参考:TMTG
画像:Reuters

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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