イーサリアムのテストネット「Holesky」が9月にサポート終了へ、「Hoodi」での「Pectra」アップグレードは3/26に
「Holesky」が9月にサポート終了へ
イーサリアム財団(Ethereum Foundation:EF)が、イーサリアムのテストネット「ホルスキー(Holesky)」および「フーディ(Hoodi)」のアップデート情報を3月18日に発表した。
発表によると「ホルスキー」は、9月30日にサポートを終了する予定とのこと。また「フーディ」では、大型アップグレード「ペクトラ(Pectra)」を3月26日7:37:12(UTC)にアクティブ化するとのことだ。
「ホルスキー」では2月24日、もうひとつのテストネット「セポリア(Sepolia)」では3月5日に、「ペクトラ」アップグレードが実行されたが、共に「許可型の入金コントラクト(permissioned deposit contract)」の構成の変更に伴い、クライアントの問題が明らかになっていた。
「セポリア」のネットワーク復旧は即座に行われたが、「ホルスキー」では現在も多くのバリデータがオフラインとなり停止状態になってしまっていた。
発表によると「ホルスキー」のネットワークは復旧したものの、バリデーターの問題を解決するのに1年ほどかかる見込みとなっている。また「ホルスキー」での「ペクトラ」のテストは、バリデータ退出を除いた機能のみとなっている。
この問題に対処するために新テストネットの「フーディー」立ち上げが行われることになった。これにより改めて「フーディー」で「ペクトラ」が実装される。
今後、ステーキングオペレーターとインフラストラクチャプロバイダーは、バリデーターテストに「フーディー」を使用する必要がある。移行の時間を確保するために「ホルスキー」はLTS(Long-Term Support)も含め2025年9月までサポートされるとのことだ。
なお発表では「ホルスキー」以外のテストネットのサポート終了スケジュールも公開している。
「ホルスキー」と同じく、バリデーターおよびステーキングプロバイダーのテストに利用される「フーディー」は2028年9月30日に終了予定となる。
またアプリケーションおよびツール開発者のテストに利用される「セポリア」は、2026年9月30日にサポートが終了する予定。その後継となるテストネットは2026年3月にローンチする予定とのことだ。
参考:イーサリアム財団
画像:iStocks/olegback
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参照元:ニュース – あたらしい経済