ブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」、運用資産額が10億ドル突破

BUIDLの運用資産額が約1,846億円に

「ブラックロック・米ドル機関投資家向けデジタル流動性ファンド(BlackRock USD Institutional Digital Liquidity Fund:BUIDL)」 の運用資産額が10億ドル(約1,488億円)を突破した。同ファンドのトークン化を担当しているデジタル資産発行プラットフォーム運営のセキュリタイズ(Securitize)が3月14に発表した。

トークン化されたRWA(Real World Assets:現実資産)に関するデータ分析プラットフォーム「RWA.xyz」によると、「BUIDL」の運用資産額は記事執筆時点(3/17日16:30)で約12.4億ドル(約1,846億円)に達している(3/17 16:30 RWA.xyz調べ)。

「BUIDL」は、米資産運用会社ブラックロック(BlackRock)により2024年3月に立ち上げられたトークン化ファンドであり、総資産の100%を現金・米国財務省証券・現先取引に投資している。同ファンドのトークンは現在、イーサリアム(Ethereum)、アプトス(Aptos)、アービトラム(Arbitrum)、アバランチ(Avalanche)、オプティミズム(Optimism)、ポリゴン(Polygon)の6つのブロックチェーンに対応している。なお「BUIDL」トークンの約90%がイーサリアム上で発行されている。

投資家は「BUIDL」トークンを通じてトークン化ファンドを保有し、年利(APY)4.50%の利回りを獲得可能だ。

「BUIDL」では1トークン対1ドルの安定した価値提供を目指し、毎日発生する配当を毎月新しいトークンとして投資家のウォレットに直接支払うという。また同ファンドの投資家は24時間365日、事前に承認された他の投資家にトークンを譲渡できるとのことだ。

セキュリタイズの発表によると、RWAのトークン化市場は2025年中に500億ドル(約7.4兆円)に達すると予測されている。

参考:セキュリタイズRWA.xyz
画像:iStock/Butsaya

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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