ビットワイズ、1000 BTC以上保有の企業で構成するETF「OWNB」をローンチ
ビットワイズ、ビットコイン保有企業のETFを発表
米国仮想通貨運用会社であるビットワイズは、2025年3月11日にX(Twitter)を通じて、新たなETFである「OWNB(Bitwise Bitcoin Standard Corporations ETF)」のローンチを発表しました。
OWNBは、1,000枚以上のビットコイン(BTC)を保有する企業で構成されるETFです。
Today we’re launching the Bitwise Bitcoin Standard Corporations ETF, now trading with ticker OWNB.
Over 70 companies today have adopted MSTR’s playbook of holding bitcoin as a corporate treasury asset. The Bitwise Bitcoin Standard Corporations Index holds the largest, those with… pic.twitter.com/Z7pqLGGx27
— Bitwise (@BitwiseInvest) March 11, 2025
本日、OWNBをローンチします。現在、70を超える企業がビットコインを企業の財務資産として保有する戦略を採用しており、OWNBは1,000 BTC以上を保有するトップクラスの企業が対象です。
多くの企業がビットコインを採用する背景には、どのような要因があるのでしょうか。連邦準備銀行によると、企業は5兆ドル(約740兆円)の低利回りの現金を保有しており、多くの企業がビットコインを戦略的な準備資産として価値あるものと認識しています。
ビットワイズによると、現在70以上の上場企業が合計で65万BTCを保有しています。OWNBはその中でも1,000 BTC以上を保有する企業を対象としており、特に大規模なビットコイン保有企業に焦点を当てたETFとなっています。
また、OWNBの構成銘柄の比率は株価や時価総額ではなく、ビットコイン保有量が重視されます。具体的には、組み込まれる各銘柄の保有量が、ビットコインの保有量によって加重される仕組みです。
ただし、分散化を図る目的でリバランス時に最大銘柄の比率が20%に制限される調整が行われることに加え、資産のうち33%未満をビットコインで構成する適格企業は1.5%の重み付けが行われるといった仕様も導入されています。
ビットワイズのCIOであるマット・ホーガン氏は、OWNBのローンチに伴って次のように語っています。
ビットコイン保有企業はビットコインを、政府の気まぐれや紙幣の印刷に左右されない戦略的準備金と認識しています。
このETFは、投資家にこのトレンドの最前線にいる革新的な企業へのエクスポージャーを提供するものです。
OWNBの主な構成銘柄
2025年3月時点で発表されているOWNBの構成比率の高いトップ10銘柄は以下のとおりです。
- マイクロストラテジー
- マラホールディングス
- クリーンスパーク
- ライオットプラットフォーム
- ボーヤインタラクティブ
- メタプラネット
- アーカーASA
- ビットフォームズ
- ビットFUFU
- ギャラクシーデジタル
なお、OWNBには日本企業も含まれており、東証に上場する企業からは、メタプラネットとネクソンが選定されています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=147.9円)
ビットコイン関連の注目記事はこちら
Souce:ビットワイズ公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:ビットワイズ公式発表より引用