イーロン・マスク氏、Xへの大規模サイバー攻撃を報告
3月10日、SNSプラットフォーム「X(旧Twitter)」で発生した大規模な障害について、イーロン・マスク氏が「大規模なサイバー攻撃を受けた」と報告しました。
マスク氏によると、この攻撃は「大きな組織的なグループや国家が関与している可能性がある」とのことです。
Xの障害とサイバー攻撃の関連性
3月10日、Xの利用者から「投稿や閲覧ができない」との報告が相次ぎました。Downdetectorのデータによると、当時3万3,000件以上の障害報告が記録されており、アメリカの複数のメディアは「Xで大規模な障害が発生した可能性がある」と報じました。
これに対し、マスク氏はX上で「Xへの大規模なサイバー攻撃が発生し、まだ続いている可能性がある」と発言。「われわれは毎日攻撃を受けているが、今回の攻撃は多大なリソースを投入したものだった」と述べ、大規模かつ組織的な攻撃であるとの見方を示しました。
マスク氏はFOXビジネスのインタビューで、「今回の攻撃はウクライナ地域のIPアドレスから発生した」と主張。しかし、この攻撃の真相については不明な点が多く、ブルームバーグは「パレスチナ支持のハッカー集団『ダーク・ストーム』が攻撃を認めた」と報じています。
背景に政治的対立か
Xへの攻撃が発生する直前には、マスク氏が指揮する「政府効率化省(DOGE)」に対する抗議活動が発生。さらに、テスラの店舗や車両が10件以上の破壊行為の標的となる事件も起こっています。こうした一連の出来事との関連性について、一部のXユーザーが指摘している状況です。

また、マスク氏は以前からアメリカ証券取引委員会(SEC)を「完全に壊れた組織」と批判しており、DOGEを通じてSECの改革を進める意向を示していました。そのため、今回の攻撃が政治的・経済的な圧力と関係している可能性も考えられます。
現在、Xの機能は回復しているものの、マスク氏は「攻撃元を追跡中」としており、さらなる情報開示が期待されます。Xを標的とした今回の大規模なサイバー攻撃がどのような影響を及ぼすのか、今後の動向に注目が集まっています。
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参照元:NFT Media