アプトス(APT)・アクセラー(AXL)ETF申請|価格が上昇
Bitwise、Aptos(APT)ETFを申請
米国の仮想通貨資産運用企業Bitwise(ビットワイズ)は2025年3月5日に、Aptos(APT)の現物ETFをSEC(米国証券取引委員会)に申請したことが明らかになりました。
SECに提出された申請書類(S-1フォーム)によると、Bitwiseは「Aptos Trust」をデラウェア州で設立し、この信託を通じてAptosトークンを保有・管理する仕組みを構築する予定とされています。
Aptosは、Meta(旧Facebook)のDiemプロジェクトから発展したレイヤー1ブロックチェーンで、高速なスマートコントラクト実行とスケーラビリティが強みとされています。今回のETF申請は、機関投資家がより簡単にAptosに投資できる道を開くものとして、市場から注目を集めています。
この発表を受け、Aptosの価格は過去24時間で約14%上昇し、記事執筆時点で1APTあたり約6.23ドル(約930円)で取引されています。
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カナリーキャピタル、Axelar(AXL)現物ETFを申請
仮想通貨投資企業のCanary Capital(カナリーキャピタル)も2025年3月5日に、アクセラー(AXL)現物ETFをSECに申請したことが明らかになりました。
申請書類(S-1フォーム)によると、カナリーキャピタルも「Canary Digital AXL Fund」をデラウェア州で設立し、この信託を通じてアクセラー(AXL)トークンを保有・管理する仕組みを構築する予定とされています。
Axelar Network(アクセラーネットワーク)とは、Cosmos SDKをベースに構築されたパブリックブロックチェーンです。異なるブロックチェーン間で安全なクロスチェーン通信を実現し、Web3の相互運用性を可能にするクロスチェーンハブとして機能しています。
この発表を受け、AXLの価格は過去24時間で約17%上昇し、記事執筆時点で1AXLあたり約0.44ドル(約65円)で取引されています。
アルトコインETF承認の可能性
SECは2024年7月にイーサリアムの現物ETFを承認し、現在は他のアルトコインの現物ETFについても審査を進めています。今回のアプトス・アクセラーETFの申請も審査対象とはなるものの、SECがアルトコインの現物ETFを承認されるかどうかは依然不透明な状況となっています。
一方、JPモルガンのアナリストによると、複数のアルトコインのETFが承認されることで市場に最大140億ドル(約2兆円)の資金流入が見込まれる可能性が指摘されています。特に機関投資家にとっては、規制された金融商品を通じて仮想通貨に投資できる点が魅力になると考えられています。
SECは最近、BitwiseのXRP現物ETFの申請を正式に受理し、90日間の審査プロセスを開始しています。XRPが承認されるかどうかが、アプトス・アクセラーETFの審査にも影響を与える可能性があるとみられています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=149.07円)
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Souce:APT ETF申請書類/AXL ETF申請書類
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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