NYSEアーカ、ビットワイズの「ドージコイン(DOGE)現物ETF」をSECに申請
Bitwise Dogecoin ETFの提案書提出
米シカゴの証券取引所「NYSEアーカ(NYSE Arca)」が、米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ(Bitwise)が運営する「ビットワイズ・ドージコイン・ETF(Bitwise Dogecoin ETF)」の上場および取引開始に向け、3月3日付で米証券取引委員会(SEC)に提案書を提出した。同ETFは、暗号資産ドージコイン(DOGE)の現物価格に基づく投資信託となる。
この申請は、1934年米国証券取引所法に基づく「19b-4申請書(FORM 19b-4)」として提出されている。SECが同書類を受理次第、今後の審査を経て申請の承認または却下が決定される。
また申請書内では、DOGEの信託受託者として米デラウェア州拠点のサービスプロバイダーであるCSCデラウェアトラスト(CSC Delaware Trust Company)が指定されている。
さらにDOGEを管理する保管機関(カストディアン)は、コインベースカストディトラスト(Coinbase Custody Trust Company)が担当し、また同信託資産の管理者および証券代行(トランスファーエージェント)については、バンクオブニューヨークメロン(BNY Mellon)が務める予定とされている。
ちなみに「19b-4申請書」は、自主規制団体が規則変更を行う際にSECへ提出する必要がある書類で、この承認を受けた後に「S-1申請書(FORM S-1)」の最終承認が行われる。通常「S-1申請書」が先に提出され、SECの審査を経た後に「19b-4申請書」が提出される。その後SECが「19b-4申請書」を確認し、最終的に「S-1申請書」の承認が行われる。
ビットワイズは今年1月28日付で、「ビットワイズ・ドージコイン・ETF」に関する「S-1申請書」をSECへ提出していた。同取引所はこれまでにDOGEに加え、暗号資産ソラナ(SOL)およびXRPの現物ETFなどの上場に関する「S-1申請書」をSECへ提出している。
ソラナの現物ETFに関しては、米シカゴの証券取引所「シーボーグローバルマーケッツ取引所(Cboe BZX exchange)」を通じてSECに「19b-4申請書」が提出されている。そして今年2月11日に、SECは同申請書を受理したことを報告した。
参考:NYSEアーカ
画像:iStock/olegback・Who_I_am
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参照元:ニュース – あたらしい経済