KDDIとSUSHI TOP、NFT活用で学生の取り組み評価を可視化、学習意欲向上など期待
KDDIとSUSHI TOPがNFT活用で学生評価の可視化を開始
KDDIが、大阪府教育センター附属高等学校にて、NFTとオープンバッジを活用した生徒の評価や取り組みの可視化について、段階的な取り組みを1月より開始した。KDDIが3月4日に発表した。
この取り組みは、NFTマーケティング支援のSUSHI TOP MARKETING(スシトップマーケティング)との協業により実施されるとのこと。
今回の取り組みでは、学校行事や部活動などの日常的な取り組みの評価を、学校が生徒にデジタルデータとして提供するという。このデジタルデータはNFTであり所有権が証明されるため、複製ができず、唯一のものとして管理されるとのこと。また進学時などにも活用できるように、国際標準規格に基づいて発行されるデジタル証明書のオープンバッジを提供するという。
そしてこのFTとオープンバッジは、効果的に活用することで多様な評価項目にも対応が出来るよう設計されているとのこと。これには、1つのNFTを取得することでオープンバッジを獲得できる「完結型評価項目」と、複数のNFTを集めることでオープンバッジを得る「連続発展型評価項目」があるとのことだ。
2022年4月から「総合的な探究の時間」が学習指導要領に加わり、主体的な問題解決や探究活動が重視されていることが、今回の取り組みの背景だ。大学の総合型選抜の導入率も高まり、多様な評価が重要視されているとのこと。
このような状況の中今回の取り組みで、生徒自身の努力や成果がNFTやオープンバッジを通じて可視化されることで、生徒の学習意欲やモチベーションの向上、ならびに自己PRの向上が期待されると説明されている。
今度KDDIとSUSHI TOP MARKETINGは、教育現場におけるデジタル証明の重要性をさらに広めていくとともに、学校や企業等での証明書としての導入の促進に努めていくとした。
なお今回の取り組みを行う大阪府教育センター附属高等学校は、大阪府教育センターの研究・研修機能と直結し、一体となった教育活動を実践することにより、大阪府の教育課題を踏まえた実践・研究を展開して、教員の指導力の向上を図り、府内全体の教育活動の深化・充実をめざしている学校とのことだ。 ・KDDIのWeb3に関する取り組みとして、今年2月のWeb3ゲームプラットフォーム「GuildQB(ギルドキュービー)」との提携や、昨年3月のAnimoca Brands Japan(アニモカブランズジャパン)との事業連携などがある。
「GuildQB」とは、KDDI提供のメタバース・Web3サービス「αU(アルファユー)」と連携するローンチパッドサービス提供を目指す。またAnimoca Brands Japanとはブロックチェーンゲーム「PHANTOM GALAXIES(ファントムギャラクシー)」のNFTをKDDI提供のNFTマーケットプレイス「αU market」にて販売した。
2023年3月に始動したKDDIの「αU」では、メタバースでエンタメ体験や友人との会話を楽しめる「αU metaverse」、360度自由視点の高精細な音楽ライブを楽しめる「αU live」、NFTとなるデジタルアート作品などの購入ができる「αU market」、暗号資産およびNFTを管理できる「αU wallet」、そして実店舗と連動したバーチャル店舗でショッピングができる「αU place」等が提供されている。
SUSHI TOP MARKETINGは、NFT配布サービス「NFT top shot」や、音でNFTを配信するソリューション「AUDIO TOKEN DISTRIBUTOR」、複数ウォレットを紐づけNFTを管理できる「SUSHI TOPマイアプリ」等を開発し販売する企業。昨年10月には新たにセブン銀行から5,000万円の新規投資を受けたことを発表していた。
参考:スシトップマーケティング
画像:PIXTA
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参照元:NFT – あたらしい経済