「BAYC」のユガラボ、米SECからの調査終了を報告
米SECがユガラボの調査終了
人気NFTコレクション「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」等を手掛けたユガラボ(Yuga Labs)が、米SEC(証券取引委員会)より受けていた調査が正式に終了したことを公式Xにて3月4日に発表した。
SECは2022年10月、ユガラボによる一部プロダクトが証券・株式に該当するか、調査を開始していた。
今回の調査終了についてユガラボは、「これはNFTと、私たちのエコシステムを前進させているすべてのクリエイターにとって大きな勝利です」とし、また「NFTは証券ではありません」と述べている。
なお今回の動きは、SECが複数の暗号資産関連企業への調査や訴訟を終了した動きに続くもの。ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領就任後の暗号資産規制整備推進の影響を受けていると思われる。
これまでSECは、ロビンフッド(Robinhood)やユニスワップ(Uniswap)、ジェミナイ(Gemini)などの暗号資産を取り扱う企業について調査を終了。またコインベース(Coinbase)やクラーケン(Kraken)、コンセンシス(Consensys)への提訴も取り下げられている。
その他にもバイナンス(Binance)への民事訴訟が、SECによって60日間保留されたことも2月13日に明らかになっている。
After 3+ years, the SEC has officially closed its investigation into Yuga Labs.
— Yuga Labs (@yugalabs) March 3, 2025
This is a huge win for NFTs and all creators pushing our ecosystem forward. NFTs are not securities.
画像:Reuters
関連ニュース
- 「BAYC」のユガラボ、「Moonbirds」運営のPROOF買収
- 米SEC、クラーケンへの訴訟を取り下げ、ジェミナイやコンセンシスなど暗号資産関連企業に続き
- 米SEC、コインベース訴訟を正式に却下。トランプ政権下で方針転換
- 米SECとトロン創業者ジャスティン・サン、民事詐欺訴訟の和解を模索
- 米SEC、ユニスワップの調査を措置なしで終了
参照元:ニュース – あたらしい経済