SEC、Uniswap Labsに対する調査を終了|米国当局で仮想通貨に友好的な動き続く

SECがUniswap Labsに対する調査を終了、仮想通貨規制に柔軟な姿勢(SEC closes investigation into Uniswap Labs, signaling a more crypto-friendly regulatory stance)

SEC、Uniswap Labsに対する調査終了

大手DEXのUniswap(UNI)を開発するUniswap Labsは、2025年2月26日にXを通じて、SECによる調査が終了したと発表しました。

Uniswap Labsは2024年に、SEC(米国証券取引委員会)からウェルズ通知を受け取っています。ウェルズ通知は、SECが個人や企業に対して法的措置を検討していることを示すものです。ウェルズ通知において、SECはUniswap Labsを未登録のブローカー・取引所と主張しました。

今回、終了が発表された調査は、上記のウェルズ通知に関連するものと見られています。Uniswap Labsは「ウェルズ通知の発行後、SECは強制措置を講じなかった」と述べ、調査終了に対してポジティブなコメントを行いました。

2024年4月にSECは、Uniswap Labsが未登録のブローカー・取引所を運営し、未登録の証券を発行したと主張するウェルズ通知を発行しました。

昨日の時点でその調査は正式に終了しており、SECは強制措置を講じていません。

Uniswap Labsは、調査の終了に伴って公開されたブログ記事で「当社は、DeFiのような新しいテクノロジーに関する明確で賢明な法律や規則の策定に伴って、規制当局や政策立案者との対話を常に歓迎しています」とコメントし、今後当局や政界との対話に積極的な姿勢をアピールしました。

Uniswap Labs創業者のアダムス氏は、今回のニュースに対して「これは、Uniswap Labsだけでなく、DeFi全体にとって大きな勝利です。分散型テクノロジーと自己管理は、中央集権型の仲介システムとは本質的に異なります」とコメントし、従来の規制はDeFiにそぐわないと指摘しました。

米当局で相次ぐ仮想通貨に友好的な動き

米当局は仮想通貨に対する姿勢を大きく転換し、仮想通貨企業に対して友好的な姿勢を強めています。直近では、米大手仮想通貨取引所のコインベースが、SECが同社に対する訴訟を撤回する方針であると発表しました。

また、NFTマーケットプレイスのOpenSeaも、Uniswap Labsと同様にSECの調査終了を発表しています。OpenSeaは昨年ウェルズ通知を受け取りましたが、2月にSECによる調査が終了したことを明らかにしました。

バイデン前政権下においてSECは、ウェルズ通知を複数の仮想通貨関連企業に発行していたことから、今後も同様の動きが見られる可能性があります。

>>最新の仮想通貨ニュースはこちら

Souce:Uniswap公式X
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です