カニエ・ウェスト、近日中に独自トークン発行か=報道

現在流通しているトークンとの関連は否定

ヒップホップ界の著名人で実業家のカニエ・ウェスト(Kanye West)ことイェ(Ye)が、自身とYZYトークンとの関係を否定し、近日中に自身の独自トークンを立ち上げる意思を2月22日表明した。

イェは自身のXにて、「現在流通しているYe関連のコインはすべて偽物だ。来週、自分自身のコインをローンチする」とポストした。

この発表は、ソラナベースのローンチパッドのパンプ・ファン(Pump.fun)に複数のYZYブランドのトークンが上がっていることを受けてのものだ。

ちなみにYZY:YEEZY(イージー)は、 2015年にイェが立ち上げたストリートウェアブランドだ。

米コインデスク(CoinDesk)の報道によれば、イェはYZYトークンに積極的に取り組んでいるようだ。

コインデスクは、YEEZYの最高財務責任者(CFO)であるセイン・ララニ(Hussein Lalani)氏からトークンの詳細についてメールをもらったと報じている。

トークンの構造は、イェが供給量の70%を管理でき、20%は投資家に割り当てられ、10%は流動性のために確保されるという。ちなみにイェの保有分の一部は、即時利用できないように1年間の権利確定期間が設けられるという。

なお正式な流通日については不明だ。

イェは2月8日、詐欺のミームコインに関する宣伝依頼を断ったことを明かしており、その際に「コインはファンを過剰な宣伝で食い物にしている。まるで過剰に宣伝されたスニーカーのカルチャーのようだ」と述べていた。

著名人による暗号資産プロジェクト市場への参入は、具体的な実用性を提供せずにファンの忠誠心を悪用していると非難されることも多い。また、これらのトークンは、誇大宣伝によって短期間価格が急騰した後、暴落し、個人投資家が損失を被ることも多々あるため混乱を巻き起こしていることも事実だ。

今後イェが正式に暗号資産業界に参入するか注目が集まる。

参考:報道
画像:Reuters

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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