トランプ氏、次期CFTC委員長に仮想通貨支持派ブライアン・クインテンツ氏を指名

トランプ氏、CFTC委員長に仮想通貨支持派ブライアン・クインテンツ氏を指名(Donald Trump nominates pro-crypto Brian Quintenz as next CFTC Chair)

親仮想通貨派のクインテンツ氏を次期CFTC委員長に指名

2025年2月13日、CFTC(米商品先物取引委員会)の次期委員長として、仮想通貨支持派であるブライアン・クインテンツ氏が指名されたことが明らかになりました。

クインテンツ氏は自身のX(Twitter)上で「CFTC委員長に指名されたことを大変光栄に思います」と投稿し、以下のように抱負を語りました。

トランプ大統領より、次期CFTC委員長に指名されたことを大変光栄に思います。

前政権でCFTCの委員を務めた経験から、当委員会が世界有数のヘッジ市場と価格発見市場を支える重要な存在だと実感しています。

また、米国がブロックチェーン技術革新で世界の先頭に立つための基盤も整っています。トランプ大統領の優れた金融規制チームと共に働けることを楽しみにしています。🇺🇸

クインテンツ氏は2017年から2021年までCFTC委員を務め、仮想通貨の規制枠組み作りに尽力してきました。現在はベンチャーキャピタル「アンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)」の仮想通貨部門で政策責任者を務めており、業界全体の発展を推進してきたことで知られています。

仮想通貨に前向きな姿勢を示すトランプ氏による今回の人事は、CFTCを仮想通貨規制の主要機関とする狙いがあると見られています。なお、クインテンツ氏の正式な就任は米上院の承認を経て最終的に決定されることとなります。

仮想通貨業界の反応と今後の動向

クインテンツ氏の指名について、金融業界や仮想通貨業界の関係者から歓迎する声が上がっており、Ripple(リップル)のCEOであるブラッド・ガーリングハウス氏は、クインテンツ氏の投稿を引用する形でコメントしています。

CFTCは、米国が世界で最も強固な資本市場を維持するために重要な役割を果たしています。

クインテンツさん、CFTC委員長への指名おめでとうございます!

一方で、CFTCの現委員長であるロスティン・ベナム氏は『仮想通貨規制には多くの課題が残されている』との見解を示し、包括的な規制の必要性を強調しています。

今月12日に公開されたブルームバーグのインタビュー動画で、SEC(米国証券取引委員会)のヘスター・ピアース委員が「ミームコインなどの証券に該当しない仮想通貨はSECの管轄外であり、CFTCが監督すべき」との見解を示したことで大きな注目を集めました。

このことから、CFTCとSECの役割分担や仮想通貨市場の監督体制の見直しが進められる可能性があり、業界関係者の間では今後の政策の方向性に高い関心が寄せられています。

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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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