グレースケール、カルダノETF「Grayscale Cardano Trust」申請|初のADA単独金融商品
ニューヨーク証券取引所(NYSE)が2025年2月10日に、米資産運用大手Grayscale(グレースケール)のカルダノETFとなる「Grayscale Cardano Trust」の申請書類(19b-4フォーム)を米国証券取引委員会(SEC)に提出したことが明らかになりました。
「Grayscale Cardano Trust」は、カルダノ(Cardano/ADA)を対象とする投資商品であり、カストディアン(保管担当)は「Coinbase Custody Trust Company」、管理者は「BNY Mellon Asset Servicing」とされています。
グレースケールはこれまでにも、XRPやSOLなどの暗号資産投資信託をETF(上場投資信託)に転換するための申請を行なっていましたが、今回のカルダノETFは全く新しいもので、グレースケールがカルダノ単独の金融商品を申請するのは今回が初としても注目を集めています。
なお、今回提出された19b-4フォームは、新しい金融商品を上場させるためのルール変更を提案するために証券取引所が提出するもので、今回はグレースケールが提供する「Grayscale Cardano Trust」を上場させるために「NYSE Arca」が申請書類を提出しています。
19b-4フォームのルール変更提案が承認された場合はETFの詳細情報を記載した「S-1フォーム」の最終承認に関する手続きが進められる形となり、一連の手続きが完了したのちにETFの取引が開始される流れとなっています。
米国では様々なアルトコインを対象としたETF商品が続々と申請されていて、先月末30日には「米SECがビットワイズのBTC・ETH混合型ETFを承認したこと」も報告されているため、現在は各種アルトコインETFの承認にも期待が高まっています。
米SECに複数のETF申請が行われていることを考えると、2025年はアルトコインETFに関するニュースが続くことになると予想されるため、今後はどのようなアルトコインETFが承認されるかなどにも注目です。
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Souce:NYSE提出書類
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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