仮想通貨市場で拡大する詐欺被害、バイナンスCEOが警戒を呼びかけ

バイナンスCEO、仮想通貨市場の詐欺被害拡大に警戒を呼びかけ(Binance CEO warns about increasing crypto scam risks)

リチャード・テン氏がXで注意喚起

大手仮想通貨取引所「Binance(バイナンス)」のCEOであるリチャード・テン氏は2025年1月29日に、仮想通貨業界におけるポンジスキームやピラミッドスキームといった詐欺的な投資手法について警鐘を鳴らしました。

ポンジスキームとは、新たな投資家から集めた資金を既存の投資家への配当に充てる詐欺的な手法です。表面的には利益を生み出しているように見えますが、実際には持続可能な収益モデルを持たず、新規投資が途絶えた時点で崩壊する仕組みになっています。

一方、ピラミッドスキーム(ネズミ講)は、参加者が新たな勧誘者を募ることで収益を得る手法です。組織が拡大する限り成り立ちますが、新規参加者が減少すると資金の流れが止まり、最終的には破綻する仕組みです。

テン氏は、これらの詐欺に関する注意喚起をX(Twitter)で共有し、警戒の重要性を強調しました。

ポンジ・ピラミッド詐欺から身を守るために

  • あらゆる投資を調査する
  • 迷惑なオファーは無視する
  • すべてを疑う
  • 信頼する前に確認する

詐欺被害を避けるために取るべき行動

仮想通貨市場は急速に成長しており、多様な投資機会が提供されています。しかし、その一方で、詐欺的な投資スキームやフィッシング詐欺も増加傾向にあることが報告されています。

ブロックチェーンセキュリティ企業「サーティック(CertiK)」が公開したレポートによると、2024年における仮想通貨関連のフィッシング詐欺被害は296件に及び、被害総額は10億ドル(約1,550億円)を超える規模にまで達していることが明らかにされています。

特に最近では新たなプロジェクトが次々の誕生してきています。また、その内容も複雑になってきているため、あまり知られていないプロジェクトや案件に参加する場合には、常に最新の情報を収集し、適切な投資判断を行うことが重要です。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=155.21円)

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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Freepikのライセンス許諾により使用

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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