Phantomウォレット、「スイ(SUI)」にβ版で対応開始

PhantomがSUI対応開始

暗号資産(仮想通貨)ウォレット「ファントム(Phantom)」が、レイヤー1ブロックチェーン「スイ(Sui)」にベータ版として対応開始したと1月29日発表した。

これにより、ユーザーは「スイ」の独自トークンであるSUIをはじめ、USDCやBLUE、SEND、LOFIなど様々なトークンを送受信および取引できるとのこと。

また、「スイ」エコシステム内のDeFi(分散型金融)プロトコル「スイレンド(Suilend)」や「ナヴィ(Navi)」、DEX(分散型取引所)の「セタス(Cetus)」や「ブルーフィン(Bluefin)」などのアプリにアクセスすることも可能となっている。

なお近いうちに「スイ」上のNFTやクロスチェーンスワップなども対応予定だという。

今回のベータ版は、初期設定では「スイ」のネットワークは非表示となっている。有効にするには「ファントム」内の「設定」から「アクティブネットワーク」を選択し、「スイ」をONにする必要がある。

現在「ファントム」は「スイ」含め、ソラナ(Solana)、イーサリアム(Ethereum)、ポリゴンPoS(Polygon PoS)、ビットコイン(Bitcoin)、ベース(Base)の合計6つのネットワークに対応している。なお正確にはビットコインは、タップルート(Taproot)とネイティブセグウィット(Native Segwit)に対応している。

スイとは

「スイ」は、メタ(Meta)のブロックチェーン研究開発部門であるディエム(Diem)の元リードエンジニアたちによって設立されたミステンラボ開発のブロックチェーン。高い処理性能による高速なトランザクションと低い手数料で利用できることから高く評価されている。なおスイは、2023年5月3日にメインネットがローンチしている。

ちなみに「スイ」は、ディエム開発の開発言語「ムーブ(Move)」を採用している。また「スイ」の他に、ディエムの開発チームに所属していた元メンバーによって開発されているL1ブロックチェーン「アプトス(Aptos)」でも、「スイ」と同じく開発言語には「ムーブ」が採用されている。

参考:ファントム
画像:iStock/mouu007

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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