2025年の優先法案に「ビットコイン準備金」テキサス州副知事が発表
優先法案21に「ビットコイン準備金の設立」
アメリカ・テキサス州の副知事であるダン・パトリック氏が発表した2025年優先法案の中に「テキサス州ビットコイン準備金の設立」に関する法案が含まれていることが明らかになりました。
今回の優先法案はダン・パトリック氏が2025年1月29日に発表したもので、今回はトップ40優先法案の第一弾として、合計25個の法案が発表されています(※残りの15法案は近日公開予定)。
優先法案は「上院法案1〜40」という形で番号を振り分ける形で発表されていますが、この法案番号は低いほど副知事の優先事項であり、可決の可能性が高いことを示すとも説明されています。
「テキサス州ビットコイン準備金の設立」に関する法案は「上院法案21」に割り当てられていますが、テキサス州では毎会期に上院議員によって数千もの法案が提出されるとも説明されているため、ビットコイン準備金法案が特に重要な法案であると認識されていることが伺えます。
なお、今回発表された優先法案の一覧は「こちらのページ」で確認することが可能で、優先法案の中にはテキサス州の政府効率向上を目指す「テキサスDOGE」なども含まれています。
【パトリック副知事の優先法案】
- テキサス州の予算
- 学校選択権の提供
- テキサス州におけるTHCの禁止
- ホームステッド免除額を14万ドルに増額(高齢者は15万ドル)
- アルツハイマー病対策 – DPRIT(テキサス認知症予防・研究所)の設立
- テキサス州の電力網の信頼性向上
- テキサス州の水供給への投資拡大
- 地方法執行機関に連邦政府の強制送還支援を義務付け
- 保釈制度改革 – 凶悪犯罪者を街から排除
- 学校への十戒の掲示
- 学校での祈る自由を保護
- 公教育における保護者の権利憲章の確立
- 公立学校での不適切な書籍の排除
- テキサスDOGE – 政府効率の向上
- 手頃な住宅の障壁を取り除く
- 非市民による投票の阻止
- 外国の敵対勢力による土地取得の阻止
- ドラッグタイムストーリーアワーの阻止
- ロビイストへの税金使用を阻止
- AIによる児童ポルノの阻止
- テキサス州ビットコイン準備金の設立
- テキサスをアメリカ映画の首都に
- レイニーデイファンド(州財政の非常時予備資金)の上限撤廃で長期的な財政の安定を確保
- コミュニズムの恐怖についてテキサスの学生に教育
- テキサスの健康促進
アメリカで加速するBTC準備金の動き
テキサス州では以前からビットコイン準備金に関する複数の法案が提出されていて、戦略的ビットコイン準備金を設立するための上院法案778(SB778)を提出していたチャールズ・シュワートナー上院議員は、今月16日に「戦略的ビットコイン準備金の設立」をリードしていく方針を語っています。
It's time for Texas to lead the way in establishing a Strategic Bitcoin Reserve. That’s why I filed SB 778, which, if passed and signed into law, would make Texas the first state in the nation to establish a Strategic Bitcoin Reserve. This would position our state at the… pic.twitter.com/dRdCt86Otr
— Charles Schwertner (@DrSchwertner) January 15, 2025
テキサス州が「戦略的ビットコイン準備金」の設立において先頭に立つ時が来ました。私はそのために「SB 778」を提出しました。この法案が可決され、法律として署名されれば、テキサス州は全米で初めて「戦略的ビットコイン準備金」を設立する州となります。これにより、私たちの州はデジタル経済の最前線に立つことになり、成長を促進し、私たちの偉大な州に経済的自由をもたらすことができるでしょう!
ビットコイン準備金の設立に関する法案はアメリカ複数の州で提出されていますが、今月27日にはアリゾナ州上院財政委員会でビットコイン準備金法案が可決されており、29日にはユタ州の委員会でもビットコイン準備金法案が可決されたと報告されています。
BTC準備金法案が正式に法律になるためには今後も複数のステップを辿る必要がありますが、州レベルでのビットコイン準備金に関するニュースは現在も続々と報告されているため、今後も米国ではビットコイン準備金の設立に向けた動きがさらに加速していくことになると予想されます。
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Souce:パトリック副知事公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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