KlimaDAO JAPAN、Web3活用の気候変動対策の専門コンサル部門「Klima Research Institute」設立

KlimaDAO JAPANが「Klima Research Institute」設立

KlimaDAO JAPAN(クリマダオジャパン)が、Web3技術を活用した気候変動対策の専門コンサルティング部門「Klima Research Institute(KRI)」の設立を1月27日に発表した。

同部門は、近年急速に高まる企業の気候変動対策ニーズに応えることを目的に設立されたという。ブロックチェーン技術を活用した新しい取り組みへの関心が高まる中、「KRI」では、Web3技術とカーボンクレジットを組み合わせた独自のソリューションにより、効率的かつ透明性の高い気候変動対策の実現を支援するとしている。

「KRI」の具体的なサービスは、各国の気候変動対策に関する最新情報の提供や、ブロックチェーン技術の活用方法の提案、国内外の高品質なカーボンクレジットの調達支援とのこと。また専門的なセミナーの開催、リサーチレポートの発行、個別コンサルティング、そしてクライアント同士の交流・連携支援などを提供するという。

なおKlimaDAO JAPANはこれまでに、Web3技術を活用した気候変動対策のパイオニアとして、様々な分野で実績を重ねてきたとのこと。

実績例として、自治体向けに行われた「カーボンクレジットとNFTを連携させたトークンエコノミー設計・企画立案・実装支援」や、製造業向けに行われた「グローバルカーボンクレジット市場の動向分析および調達戦略の策定支援」、カーボンクレジット認証機関向けに行われた「ブロックチェーン技術を活用したカーボンクレジット取引プラットフォームの開発支援」が挙げられている。

また支援事例として、長崎県西海市での取り組みが挙げられている。同取り組みでは地域の環境価値とNFTを連携させた独自のトークンエコノミーを設計し、地域資源を活用した新しい形の環境価値創出と地域経済の活性化の実現を支援したとのこと。

なお「KRI」は現在初回60分無料のコンサルティングを提供中とのことだ。

KlimaDAO JAPAN本体のKlimaDAOは、気候変動問題に取り組む分散型自立組織(DAO)として活動を開始。現在は、大手金融機関、自動車メーカー、不動産開発企業、行政機関など、様々なパートナーと協力しながら、カーボンクレジットの透明性と利便性の向上に取り組んでいるという。

KlimaDAO JAPANは昨年11月、ブロックチェーン基盤のカーボンクレジットマーケットプレイス「KlimaDAO JAPAN MARKET」のベータ実証をオプテージ・みずほフィナンシャルグループ・PBADAOとともに開始している。

この実証実験では、KlimaDAO JAPAN本体のKlimaDAOがグローバルで既に稼働中のスマートコントラクト「Carbonmark API」を活用し、ブロックチェーンを活用したカーボンクレジットのトークン化市場の有益性について日本のJクレジットを活用して検証すると伝えられている。

参考:KlimaDAO JAPANKRI
画像:iStocks/Максим-Ивасюк・Thinkhubstudio

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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