バイナンスラボが「YZi Labs」へリブランド、Web3・AI・バイオテクノロジーへ投資拡大で

Binance LabsがYZi Labsへリブランド

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)のベンチャーキャピタル(VC)およびインキュベーション部門であるバイナンスラボ(Binance Labs)が、人工知能(AI)やバイオテクノロジーへの投資範囲拡大を目的に、ブランド名を「YZiラボ(YZi Labs)」に変更したと1月23日発表した。

このブランド名変更により、これまで通りブロックチェーン技術と分散型アプリケーション(dApps)の支援を続ける一方で、産業全体におけるAIの可能性を追求し、新興バイオテクノロジーソリューションへの投資に焦点を当てるとのこと。

なお「YZiラボ」は、旧バイナンスラボ時代から支援してきた企業へのサポートを継続するほか、現在のパートナーシップやイニシアティブも引き続き進めていくという。

またバイナンスの創業者で前CEOのチャンポン・ジャオ(Changpeng Zhao:CZ)氏は、バイナンスラボに続いて「YZiラボ」のアドバイザーとしての役割を担い、投資先のプロジェクト創業者へのメンターシップ提供や企業の投資戦略の指導を行うとのこと。

「YZiラボ」の責任者には、以前バイナンスラボを率いていたエラ・チャン(Ella Zhang)氏が就任したとのこと。同氏はこれまで、ポリゴン(Polygon)やインジェクティブプロトコル(Injective Protocol)、サーティック(CertiK)などといったプロジェクトを支援してきた実績があるという。

そして「YZiラボ」は、12週間の対面型インキュベーションプログラムを導入する予定とのこと。このプログラムでは、スタートアップに対してコラボレーション、メンターシップ、開発支援を提供し、プロジェクトの成功を促進するという。

なおバイナンスラボは、バイナンスグループから密かに独立していたとブルームバークによって昨年3月に報じられている。

バイナンスラボのウェブサイトの免責事項には「バイナンス・ラボは独立したベンチャー企業であり、バイナンス・グループの一部ではなく、バイナンス・グループが運営するいかなる事業(バイナンス暗号資産取引所以外も含め)にも関与していない」と記されている。

参考:バイナンス
画像:Reuters

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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