カルダノ基盤の100%裏付け米ドルステーブルコイン「USDA」メインネットで発行開始

カルダノ(Cardano/ADA)を基盤とした米ドル連動ステーブルコイン「USDA」の発行元であるAnzensは2025年1月21日に、USDAがカルダノのメインネットで発行され始めたことを発表しました。

USDAは、米ドルや米ドル同等物で構成される準備金で100%裏付けられるカルダノ基盤の米ドル連動ステーブルコインです。USDAは2022年11月に発表された後に規制上の理由からローンチが延期されていましたが、2024年7月には仮想通貨関連企業である「Encryptus」の指揮の下でローンチ計画を再始動したことが報告されていました。

今回の発表では、カルダノのメインネット上で最初のUSDAが発行されたことが報告されていて、「現在はまだ一般ユーザーが利用できる段階には達していないが、皆様にUSDAをお届けできるよう準備を進めている」と説明されています。

🎉AnzensのUSDAがついにオンチェーン化されました!🎉

私たちは完全に裏付けされたCardanoネイティブステーブルコインの初発行を祝っています。これは基盤となる第一歩です。

⚠現在はまだ一般の方が利用できる段階には達していませんが、皆さまにUSDAをお届けできるよう準備を進めています。続報をお待ちください!

カルダノのブロックチェーン上では、過剰担保・暗号資産担保型のアルゴリズムステーブルコインである「DJED」なども発行されていますが、USDAは100%の裏付け資産を有するステーブルコインであるため、投資家にとって新たな選択肢がもたらされることになります。

アルゴリズム型ステーブルコインと言えば「TerraUSD(UST)の価格暴落」が有名なため、”価格をちゃんと維持できるか”に不安を感じる人も多いと思われますが、USDAは完全に裏付けされたステーブルコインであるため、より安心して保有できると期待されます。

ステーブルコインは、分散型取引所(DEX)分散型金融(DeFi)などをはじめとする各種サービスを利用する際に、仮想通貨の価格変動から資産を守る上でも重要な役割を果たすため、USDAもカルダノエコシステムで重要な存在になると予想されます。

USDAが一般ユーザー向けにリリースされれば、各種カルダノ基盤トークンの価格が高騰した際にも交換先のステーブルコインとして利用できるため、今後の続報などにも注目です。

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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Anzens公式発表から引用

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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