Jupiterで「極度の負荷」が発生、トランプ氏のミームコイン影響か|ソラナの取引量が全チェーンの6割占める

Jupiterで「極度の負荷」、トランプ氏のミームコイン「$TRUMP」が影響か|ソラナ取引量が全チェーンの6割に(Jupiter experiences high load, possibly due to Trump’s meme coin $TRUMP: Solana accounts for 60% of all chain volume)

Jupiterが極度の負荷で混雑

ソラナ(SOL)ベースのDEX(分散型取引所)アグリゲーターであるJupiter(ジュピター)は2025年1月20日、Xを通じて混雑によってサービスに問題が発生しているとアナウンスしました。

Jupiterは、X上で「極度の負荷が発生している」と説明し、現在復旧作業中であることを明らかにしました。

現在、すべてのシステムが極度の負荷にさらされており、できるだけ早くサービスを復旧できるように取り組んでいます。

ご不便をおかけして申し訳ございません。重大な問題が発生した場合は、Discordでご連絡ください。できるだけ早く対処できるように最善を尽くします。明るい面としては、多数の利用が見られました。

すでに問題へ対処するために、自動モードでの優先手数料と動的スリッページを増やしたことを明らかにしています。これに伴い、スリッページを抑えたい場合は手動モードで調整することを推奨しました。

また、ソラナではトランザクションが失敗した場合でも、ガス代(取引手数料)がかかってしまうため、スワップ時の注意を呼び掛けました。

Jupiterが混雑している背景には、ドナルド・トランプ氏および妻のメラニア・トランプ氏が発行したミームコインが影響していると見られています。

Jupiterの創業者であるmeow氏は、X上で問題に対して「システムの不安定性とスケーリングの問題について深くお詫び申し上げます。私たちはすべてのシステムを安定化してきましたが、極端な市場状況のため、対処するべきものが多数出てきている状態です」とコメントしました。

ソラナの取引量は大幅増

ドナルド・トランプ氏がミームコインを発行して以降、ソラナ上のオンチェーン取引量は大幅に増加しています。

DeFi関連の情報を収集するDeFiLlamaによると、ソラナ上の過去1週間の取引量は約200%増加しました。特にOrcaの取引量は、約600%増加しています。

全チェーン間の取引量の割合で、ソラナは1月20日時点で約62%を占めています。1月16日時点で約35%であったことを考慮すると、数日で2倍弱シェアを伸ばしました

1月18日には、約280億ドル(約4.8兆円)の取引がソラナのDEX上で行われ、DeFiLlamaが集計して以降、過去最高を記録しました。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=155.8円)

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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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