「死後にビットコインの秘密鍵を焼却処分」マイクロストラテジー会長がバーンを支持
「世界中のBTC保有者に対する比例的貢献」と表現
ビットコイン(BTC)を購入し続けていることで知られるマイクロストラテジーのマイケル・セイラー会長が「自分の死後に秘密鍵を処分して、自分が保有するビットコインをバーン(焼却処分)する」という行為を支持する方針を語ったことが明らかになりました。
バーン(Burn)とは、特定の仮想通貨を誰もアクセスできないウォレットに送金したり、秘密鍵(*1)を処分したりすることによって、その仮想通貨を二度と利用できないようにする行為のことを指します。
(*1)秘密鍵:自分の仮想通貨ウォレットにアクセスするために必要となる最も重要な鍵のこと。秘密鍵は暗号コード(文字列)として発行され、これを失うとそのウォレットに保管されている暗号資産にアクセスできなくなる。
ビットコインなどの仮想通貨は総発行枚数が事前に決定されているため、バーンを行うと流通する仮想通貨が減少することになり、通貨1枚あたりの希少価値が高まり、需要が維持されれば価格上昇につながる可能性があると期待されています。
セイラー氏はこのような仕組みを「ビットコインについて素晴らしいと思う点の1つ」として挙げていて、「ビットコインで多くの財産を蓄え、自分が死去した時に秘密鍵を処分すれば、世界中のビットコイン保有者全員に比例的に貢献できる」と説明しています。
Saylor reaffirms his intention to have his Bitcoin keys destroyed when he passes away, describing it as a “pro rata contribution to everyone in the world who owns Bitcoin.”
— Bitcoin News (@BitcoinNewsCom) January 4, 2025
セイラー氏は、自身が亡くなった際にビットコインの秘密鍵を破棄する意向を改めて表明し、それを「ビットコインを保有する世界中の人々への比例配分による貢献」と表現しました。
死後の保有資産バーンが与える影響は?
マイクロストラテジーやマイケル・セイラー氏などは巨額のビットコインを保有しているため、それらのビットコインが売却されるとBTC価格が暴落する可能性があると懸念されます。
しかし、セイラー氏が今回語ったように「自分が死去した場合に、自分が保有するBTCを売却せずに放棄する」という対応が取られた場合には、BTCに売り圧がかかる心配がなくなるだけでなく、BTCの希少価値がさらに高まることになるため、ビットコイン価格にもプラスの影響を与える可能性があると期待されています。
今回の発言内容から判断すると、同氏が秘密鍵を破棄するのはあくまでも「セイラー氏が個人的に保有しているBTC」であり、マイクロストラテジーが保有するBTCの秘密鍵は破棄されないと予想されますが、いずれにせよこのような選択肢がセイラー氏の中にあるのはビットコイン市場にプラスであるため、一連の発言内容には注目が集まっています。
セイラー氏個人のビットコイン保有量に関する情報は限られているものの、昨年8月にはブルームバーグの報道で「セイラー氏が個人で10億ドル(約1,580億円)相当のビットコインを保有していること」が明かされています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=158.02円)
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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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