バイナンスがブラジルで「ブローカー・ディーラー」ライセンス取得へ

海外大手暗号資産（仮想通貨）取引所バイナンス（Binance）が、ブラジルにおけるブローカー・ディーラーのライセンス取得の決定を1月2日発表した。

同ライセンス取得にあたりバイナンスは、ブラジル認可のブローカー・ディーラーである Sim;paul（シムポール）の買収についての承認をブラジル中央銀行から取得したとのこと。

なおシムポールは、ブラジル中央銀行より証券の配布と電子マネー（EMI）の発行が許可されているという。

バイナンスはすでにブラジルの規制要件に準拠し運営するグローバル取引所だが、今回の買収によるライセンス取得によりバイナンスは、「進行中の規制の進展にさらに効率的に準拠できるようになる」と述べている。

なおバイナンスは同ライセンス取得により、暗号資産取引所としてはブラジルでブローカー・ディーラーライセンスを取得した初の企業になるとのこと。

バイナンスによると今回のライセンス取得は、同取引所にとって 21番目の世界的な規制上のマイルストーンにあたるとのことだ。

昨年10月にバイナンスは、アルゼンチンの国家証券取引委員会（CNV）より、同国の仮想資産サービスプロバイダー（VASP）として登録されたことを発表していた。

参考：バイナンス
画像：iStocks/Abscent84・rarrarorro

関連ニュース

• ブラジル中央銀行、暗号資産規制について年末での提案を計画
• ブラジル下院、戦略的ビットコイン準備金の設立提案
• バイナンスがブラジル規制当局に約2.6億円支払い和解、無認可デリバティブ取引提供に関する調査終了へ
• バイナンスローンチプール、「Bio Protocol（BIO）」取扱開始、取引所は1/3から
• バイナンスジャパン、「USDC」国内流通で「電子決済手段等取引業」の登録目指す

参照元：ニュース – あたらしい経済