2025年の注目テーマすべきテーマとは?|コインベースがレポートを公開
コインベースが2025年の市場見通しを公開
米大手仮想通貨取引所のコインベース(Coinbase)は2024年12月18日に、2025年に注目すべきテーマをまとめたレポートを公開しました。
レポートは「2025年仮想通貨市場の見通し」と題されており、幅広いトピックについて言及されています。注目すべき5つのポイントとして、以下のような点を挙げました。
- ステーブルコイン
- トークン化
- ETF(上場投資信託)
- DeFi(分散型金融)
- 規制環境
ステーブルコインについては時価総額が2,000億ドル(約31兆円)を突破したことについて触れ、さらに上昇する可能性があると指摘しました。背景として、ステーブルコインが商取引などへの活用例が増えていることを挙げています。
トークン化は主に「RWA(現実世界の資産)」に焦点を当てたもので、RWAは2024年に60%増加し、すでに保険・社債・コモディティ・プライベートクレジット・不動産といった資産クラスに浸透しつつあると記載しました。今後もさまざまな資産クラスで普及していくと予測されています。
ETFについては仮想通貨の需給構造を大きく変えたと指摘し、大きなインパクトを与えているとした上で、今後ステーキングを許可することなどによってより需要を広げる可能性があると予測しています。
DeFiについては、前回のサイクルでダメージを受けたものの、回復しつつあると述べています。また、時期大統領としてトランプ氏が当選したことで、米国における規制環境が大きく変容する可能性があり、この点はDeFiにとって大きな利点になる可能性があると指摘しました。
AIエージェントについて言及も
レポートでは、仮想通貨市場とAIについても触れられています。AIが市場に与える影響は広範囲で、影響力の強さはまだ未知数であると指摘しました。
また、AIミームコインに注目が集まっていることについて触れ、市場がAIをどう捉えるべきか確定していないと述べています。
一方で、AIエージェントを今後注目したいトピックとして挙げています。AIエージェントが自動的に取引を行う際の支払い基盤は仮想通貨になると予測しました。
コインベースのVCであるCoinbase Venturesは、AIリソースの配布・検証・検閲体制などを提供するうえで、仮想通貨を活用する利点があると考え、VCとして戦略的な価値を見出していると明らかにしています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=156.4円)
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Souce:Coinbaseレポート
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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