2025年のビットコイン大規模普及を予測:ビットワイズCEO

2025年、企業がビットコインを積極採用か

米国の大手暗号資産運用会社Bitwise(ビットワイズ)共同創設者兼CEOであるハンター・ホースリー氏は2024年12月27日に、同社が新規申請しているETFに関連して「2025年が企業によるビットコイン(BTC)採用の転換点になる」との考えをX(旧Twitter)に投稿しました。

2025年はビットコイン標準を採用する新しい企業にとって大きな年になりそうだ

Bitwise社が申請している「Bitwise Bitcoin Standard Corporations ETF」は、1,000 BTC以上を保有する企業のみを対象としており、26日に同社が提出した書類によると、現時点で1,000 BTC以上を保有する企業は22社しかないことが明らかにされています。

このETFは、企業のビットコイン保有量に基づいて投資比率を決定する点が大きな特徴です。時価総額に基づいてウェイトを決定する従来のETFとは異なり、このファンドは、企業が保有するビットコイン準備金の数に基づいてウェイトを決定します。

条件を満たす企業は限られていますが、ETFを通じた投資の促進が、より多くの企業にビットコイン採用を促す可能性があると見られています。

市場への影響と今後の見通し

企業がビットコインを採用する際の課題として、規制の不確実性や市場でのボラティリティが挙げられています。多くの企業は依然として慎重な姿勢を崩しておらず、これらの課題が2025年までにどのように変化するかが注目されます。

一方、今年1月にビットコインETFが導入されて以降、ETFへの資金流入は1,080億ドル(約17兆円)に達しており、この勢いが企業のビットコイン採用を後押しする可能性があります。

また、米大手資産運用企業バーンスタイン(Bernstein)が2024年10月に公開したレポートでは、2025年にビットコイン価格が20万ドル(約3,150万円)を超える可能性を指摘しており、これが市場の注目をさらに高める要因になると予想されています。

今後、ETFの普及とともに規制環境の整備が進むことで、企業のビットコイン採用が加速する可能性があります。投資家や企業にとって、これらの動きがどのような影響をもたらすのに注目が集まっています。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=157.82円)

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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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