ロバート・キヨサキ氏の2025年ビットコイン価格予想|意図的な価格抑制の指摘も

「ブラックロックはBTC価格を抑えている」と批判

『金持ち父さん貧乏父さん』を執筆したことで知られるロバート・キヨサキ氏は2024年12月28日に「ビットコインETFではなく現物ビットコイン(BTC)を支持する」という考えを語り、「ビットコイン価格は2025年に35万ドル(約5,523万円)になる」との価格予想を改めて強調しました。

キヨサキ氏は今回の投稿、ビットコイン現物ETFなどを展開していることで知られるBlackRock(ブラックロック)を批判しており、ブラックロックのラリー・フィンクCEOはビットコインを売却してBTC価格を抑えていると指摘しています。

「ブラックロックとフィンク氏はマルクス主義的な株主資本主義者であり、ステークホルダー資本主義者ではない」と説明するキヨサキ氏は、中央集権的にビットコインを管理しようとするETF発行企業の動きを批判しており、ブラックロックのような大手機関投資家がBTCを安く購入できるようにするために市場価格を操作している可能性に懸念を示しています。

ビットコインなどの暗号資産はウォレットを使用すれば他社に頼らず自分自身で資産を管理できるため、キヨサキ氏は「現物BTCを自分自身で保有すること」を推奨しており、「私は自分のウォレット内のBTCが大好きだが、ブラックロックのETF内にあるBTCは信用しない」と語っています。

キヨサキ氏は大手機関投資家がBTC価格を意図的に抑えている可能性を指摘していますが、長期的にはBTC価格が上昇すると予想しており、「私はこれからもBTCを買い続ける。私はビットコインが2025年に35万ドルに達すると予想している」と語っています。

ラリー・フィンク氏がビットコインを売却中。ビベック・ラマスワミ氏はブラックロックのラリー・フィンク氏を「マルクス主義者」だと警告した。ビベック氏は「フィンク氏とブラックロックは株主資本主義者であり、ステークホルダー資本主義者ではない」と警告した。

株主資本主義者はマルクス主義的だ。クラウス・シュワブ氏のように「いずれ何も所有せずとも、幸せになるだろう」と言う。

私は自分のウォレットにあるビットコインを愛している。しかし、ブラックロックのETF内にあるビットコインは信用しない。

ブラックロックはビットコインの価格を抑え、クジラが10万ドル以下でビットコインを購入できるようにしている。

私はこれからもビットコインを買い続ける。なぜなら、ビットコインはさらに上昇するからだ。

私はビットコインが2025年に35万ドルに達すると予想している。

ロバート・キヨサキ氏の考え方と投資方法

ロバート・キヨサキ氏は以前から中央集権的な組織や仕組みなどを批判していて、米ドルのような法定通貨もフェイクマネー(偽物のお金)であると批判しています。

また、今月21日には「私は米国政府・米財務省・連邦準備制度(FED)を信じていない」と語った上で「私は1965年に銀貨が銅の合金に変わったことに気付いて政府を信じるのをやめた」と説明しています。

なお、キヨサキ氏は自身の投資戦略について語った際に「下落時に購入して永遠に保有する」といった方法を採用していることも語っており、売却する場合には税金の問題を考慮することが重要になるとも説明しています。

同氏はビットコインを短期トレードするようなことはせず「新しい資産を作り出すこと」に時間を費やしているとのことで、「暴落が怖いのであれば売却して仕事をすべき」「自分にとって最善の方法を取るべき」とも語っています。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=157.78円)

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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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