Crypto[.]com、スポーツのベッティングプラットフォーム提供開始
Crypto[.]comがスポーツイベント取引開始
海外暗号資産(仮想通貨)取引所クリプトドットコム(Crypto.com)が、全米国ユーザーを対象とした、スポーツイベントの結果を予測し取引できる新プラットフォーム「スポーツイベント取引(Sports Event Trading)」を提供開始したと12月23日発表した。
このプラットフォームでは、スーパーボウルなどのスポーツイベントについて、その結果を「Yes」または「No」で予測し、取引を行う仕組みが導入されている。予測が的中した場合、1イベント契約ごとに100ドルの報酬が支払われる。不正解の場合は、取引に使用した金額のみが失われ、それ以上の損失は発生しない。
たとえば、あるイベントで「Yes」の契約が50ドルで販売されていた場合、予測が的中すると100ドルの報酬が得られ、そのうち購入価格の50ドルを差し引いた50ドルが利益となる。一方、予測が外れた場合には、購入価格の50ドルを失うことになる。
なお、契約は1契約あたり0ドルから100ドルの範囲で取引が可能で、1イベント契約あたり最大2,500ポジションまで保有できるとのこと。
また、「スポーツイベント取引」は、リアルタイムで市場の変動に応じた取引が可能な設計となっており、ユーザーが迅速かつ戦略的に判断を下せるようサポートしているとのこと。さらに、スポーツ関連データの活用を強化することで、ユーザーが正確な情報に基づいて取引を行えるという。
なお、このプラットフォームはクリプトドットコムのアプリ及びウェブ上で利用可能で、米商品先物取引委員会(CFTC)の規制を受けたデリバティブ取引機能として提供されているとのことだ。
ちなみに、クリプトドットコムは「スポーツイベント取引」の発表と同日に、米国で新たに信託会社「クリプトドットコム・カストディ・トラスト・カンパニー(Crypto.com Custody Trust Company)」を設立したことを発表している。
これにより、クリプトドットコムは米国およびカナダの適格な機関投資家や富裕層顧客を対象に、デジタル資産のカストディ(保管)サービスを提供できるようになった。
参考:クリプトドットコム1・クリプトドットコム2
画像:PIXTA
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参照元:ニュース – あたらしい経済