仮想通貨に対する投資意欲が増加

スイスのデジタル資産銀行であるSygnum（シグナム）は、2024年11月14日に最新の調査結果を発表し、機関投資家の間で仮想通貨への投資意欲が高まっていることを明らかにしました。

この調査は、銀行やヘッジファンド、資産運用会社など、平均10年以上の投資経験を持つ27か国・400人以上の機関投資家を対象に実施されました。

Sygnumの調査レポートによると、回答者の57％が「今後のポートフォリオにおいて仮想通貨の配分を増やす予定」と答えており、市場の長期的な可能性への期待を示すものとなりました。

仮想通貨に投資する主な理由として「急成長しているこの大きなトレンドに乗りたいため」との回答が多く、約30%の回答者は「仮想通貨は株式や不動産などの伝統的な投資よりも優れた選択肢」と考えていることも明らかになっています。

ニュース：高リスク志向と長期的な信頼感により「機関投資家の57%が仮想通貨への割り当てを増加予定」

・機関投資家およびプロ投資家の57%が、仮想通貨の長期的な投資配分を増やす予定と回答。これは、リスク許容度の高さと仮想通貨への信頼の拡大を示している。

・回答者の65%は、長期的に強気であり、63%が今後3〜6ヶ月以内に追加投資を計画している。

・回答者の56%が「1年以内に強気に転じる」との考えを示しており、ビットコイン（BTC）が最近史上最高値を更新したことで、中立的な立場から強気に移行し始めた投資家もいる。

・仮想通貨のメガトレンドに触れることが投資の主な理由であり、約30%が伝統的な資産よりも優れた投資対象として見ている。

・投資の最大の障壁は、規制の不透明さから「資産の価格変動」と「セキュリティ」に変わった。

市場の見通しと今後の動向

今回の調査結果の背景には、2024年1月の現物ビットコインETFの承認や、仮想通貨に前向きなトランプ氏の大統領当選などが追い風となり、従来の伝統的金融市場でも仮想通貨の存在感が高まっているものと考えられます。

一方で、仮想通貨に参入する際に直面する主な障壁として「ボラティリティ（価格変動）の大きさ」や「セキュリティ問題」が挙げられています。しかし、規制の明確化が進む中で、69％の投資家が「状況の改善を実感している」との考えを示しています。

今回のSygnumの調査結果は「機関投資家が仮想通貨市場に対して高い関心と期待を寄せていること」を示すものであり、今後の市場動向に大きな関心が寄せられています。

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Souce：Sygnum調査レポート
執筆・翻訳：BITTIMES 編集部
サムネイル：Shutterstockのライセンス許諾により使用

参照元：ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ