暗号資産（仮想通貨）業界で、最もよく名の知られたアナリストの1人であるPlanB氏は、独自の分析結果を「X」に投稿しました。彼は今後のビットコイン（BTC）価格推移を段階的に予測し、最終的には1BTCが100万ドル（約1億5,300万円）に到達するという結論に至りました。

米大統領選挙とビットコイン価格の予測が的中！

仮想通貨市場はここ数週間、アメリカ大統領選挙と同調して乱高下を繰り返してきました。まずビットコイン価格が変動し、その影響がアルトコインに及ぶという展開でした。ビットコインは選挙期間終了間近の10月末に再び70,000ドル（約1,072万円）を超え、その選挙ではトランプ氏が新たな大統領に選出されました。

驚くべきことに、PlanB氏はビットコインの上昇と大統領選の結果を事前に予測していました。彼の予測は9月の「X」への投稿から始まり、まず10月のビットコイン70,000ドルという予想と、それに続くトランプ氏の勝利という予想を的中させています。以下、時系列でPlanB氏の予測を並べてみましょう。

PlanB氏の予測タイムライン

それでは、PlanB氏の今後のビットコインの予想を見ていきましょう。

2024年12月まで

大統領選挙の結果を受けて、バイデン・ハリス・ゲンスラー体制は崩壊し、2024年の12月を前にビットコイン価格は10万ドル（約1,531万円）に到達します。12月末までには、現物ETFへの投資が大幅に増加して価格は15万ドル（約2,297万円）にまで上昇します。

2025年1月～3月まで

2025年1月になると、アメリカ国内に仮想通貨企業が回帰しはじめ、価格を20万ドル（約3,062万円）にまで押し上げます。しかし2月には気の早い投資家が売却することで、一時的に15万ドルにまで下落するでしょう。その後3月にはブータン、アルゼンチン、ドバイなどがビットコインを法定通貨に採用することで、価格は一気に30万ドル（約4,593万円）にまで上昇します。

2025年12月にビットコインは1.5億円へ？

4月にはトランプ政権が戦略的にビットコインの備蓄を開始するため、価格は40万ドル（約6,124万円）に達します。この動きが世界各国に波及し、各国がアメリカに追従するため5月には50万ドル（約7,655万円）を突破するでしょう。6月、今度はAIによる取引アルゴリズムの進歩により、伝統的金融でビットコインのアービトラージ（裁定取引）が始まり、価格は60万ドル（約9,186万円）を超えます。

PlanB氏はこの時点でのFOMO（取り残されることへの恐怖）も予想しており、7月以降は投資家の購入意欲が引き返せないレベルに達し、ついに2025年12月にはビットコイン価格が100万ドルを突破すると予想しています。

2026年以降のビットコインはどうなる？

その後も彼の予測は続き、2026年のビットコインは分散化フェーズに入り50万ドルにまで値を戻します。さらに2027年までには次の弱気市場が到来し、最終的には20万ドル程度の底値をつけることになるでしょう。

これが、PlanB氏が思い描いたビットコイン価格推移のシナリオです。

コインマーケットキャップによると、ビットコイン価格は76,943ドル（約1,178万円）の過去最高値を更新した後、日本時間11月8日正午時点76,000ドル（約1,164万円）をやや下回るレベルで推移しています。しかし現在の値動きからすれば、80,000ドル（約1,225万円）を超えるのに時間はかからないかもしれません。

参考
・PlanB’s Bitcoin Price Roadmap To $1,000,000 Starts Playing Out, Here’s The Rest Of The Prediction

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