米資産運用会社VanEck、欧州市場向けにソラナETNにステーキング報酬を導入

VanEckがソラナETNでステーキング導入

米資産運用会社ヴァンエック(VanEck)が、欧州市場向けに、ソラナ(Solana / SOL) ETN(Exchange Traded Note:上場投資証券)にステーキング報酬を追加した。このことは、ヴァンエックのデジタル資産調査部門の責任者マシュー・シーゲル(Matthew Sigel)氏が自身のXアカウントより10月21日に報告している。

このステーキング報酬では、投資家によるソラナETNの取得時期にかかわらず、各日のステーキング報酬が全保有者へ均等に配布されるとのこと。また、各取引日の締切である午後4時(中央ヨーロッパ標準時:CET)を基準に、報酬は基準価額に反映されるという。

なおステーキング報酬から25%の手数料が差し引かれるが、残りの報酬はETNに毎日再投資される為、保有するソラナETNの価値が増加する可能性があるとのことだ。

さらにソラナETNは、ステーキングによって報酬を得る機能があるだけでなく、通常の取引商品と同様に、投資家が自由に売買できる流動性も備えているという。また、ソラナETNの担保がロックされている状態でも、ソラナETNの保有者は毎日自由に取引を行えるとのこと。

今回導入されたソラナETNのステーキング機能は、ノンカストディアル(非管理/自己管理型)で提供され、資産の管理はカストディアン(保管管理会社)が行う為、資産の貸し出しリスクが無いとされている。具体的には、ヴァンエックのソラナETNが保有するSOLは、ヴァンエックの指示でバリデータノードに委任され、ステーキングの管理はカストディアンが行うとのこと。そしてSOLはカストディアンのコールドストレージ内で保管されるという。

ちなみにヴァンエックは今年6月、米国初の「ソラナ現物ETF」をSECに申請。この発表後、SOLの価格は急上昇した。

参考:ヴァンエック
画像:iStocks/anna

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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