中央銀行デジタル通貨(CBDC)のテスト進む、ブラジルで新たな参加者募集

ブラジル中央銀行は2024年10月10日に、ブラジルの中央銀行デジタル通貨(CBDC)プロジェクトである「DREX」が、パイロットプログラム第2弾における新たな参加者募集を開始したことを発表しました。

ブラジルではデジタルレアルの導入に向けた準備が以前から進められており、2023年8月にはCBDCの名称が「DREX」に決定したことを発表、現在は試験的段階にあたるパイロットフェーズの第二弾に突入しています。

今回の発表では、DREXのパイロットフェーズ第二弾における活用事例の提案募集に関する規則と手続きを公表したことが発表されており、新たな候補者からビジネス分野での活用提案を受け付けると説明されています。

活用方法に関する提案は、契約を自動執行する技術である「スマートコントラクト」を活用したものである必要があるとのことで、2024年10月14日〜2024年11月29日までの期間にかけて提案募集が行われています。

パイロットプロジェクトでテストされるビジネスケースの数は初期段階で制限されていないとのことですが、参加を希望する団体は提案モデルをテストできる金融市場で活動している機関であり、資産の発行・償還・移転に関する取引や、取引に伴う金融フローのシミュレーションを実行できる必要があるとされています。

複数の報道によると、DREXパイロットの第2段階では「カーボンクレジット・農業債券・外国貿易プラットフォーム」などといったより複雑な取引の実装がテストされるとのことです。

中央銀行デジタル通貨(CBDC)の導入に向けた準備は世界各国で順調に進められていて、最近では「韓国のスーパー・コンビニでCBDCの試験運用がまもなく開始される可能性があること」も報じられています。

一方、米国のドナルド・トランプ氏などはCBDCに断固として反対する姿勢を見せているため、今後は各国政府がCBDCに対してどのような対応を取るかなどにも注目です。

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Souce:ブラジル中央銀行発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:Freepikのライセンス許諾により使用

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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