XRP現物ETF「Bitwise XRP ETP」のS-1申請書提出:米資産運用大手ビットワイズ
「Bitwise XRP ETP」のS-1フォーム提出
米国の大手暗号資産運用会社Bitwise(ビットワイズ)は2024年10月2日に、米国証券取引委員会(SEC)に現物XRPの上場投資信託(ETF)となる「Bitwise XRP ETP」を正式に申請したことを発表しました。
BitwiseがXRP現物ETFの提供に向けた準備を進めていることはデラウェア州のウェブサイトに公開された資料で明らかになっていましたが、今回はビットワイズから正式に「米SECにXRP ETFの申請書類を提出した」ということが発表されています。
ビットワイズが今回提出したのは、ETFの構造・投資目的・運用方法・リスク要因・手数料などの詳細情報を記載した「S-1フォーム」と呼ばれる種類の申請書類であり、公式発表では「Bitwise XRP ETPのローンチは、S-1フォームの承認および19b-4フォームの申請が有効になることが条件になる」と説明されています。
Today we filed an initial registration statement on Form S-1 for a new Bitwise XRP ETP.
“We believe blockchains will usher in new apolitical monetary assets and permissionless applications for the 21st century,” said Bitwise CEO Hunter Horsley. “We aim to help investors access…
— Bitwise (@BitwiseInvest) October 2, 2024
本日、Bitwise XRP ETPのためのS-1フォームによる初期登録声明を提出しました。
BitwiseのCEOであるハンター・ホースリーは次のように述べています。
「ブロックチェーンが21世紀に新たな非政治的な通貨資産や許可不要のアプリケーションをもたらすと信じています。私たちは、投資家がこの分野の機会にアクセスできるよう支援することを目指しており、今回のBitwise XRP ETPの申請でその取り組みを継続できることに興奮しています。」
XRP投資信託の報告も
現金償還方式を採用、XRP保管はCoinbase
「Bitwise XRP ETP」のS-1フォーム内容は米SECの公式サイトで確認することが可能で、「信託の管理者はBNYメロン、XRPの保管業者はCoinbase Custody Trust Company」と記載されています。
また、XRP ETFの償還方法としては「現金を用いた償還方法」が採用されているとのことで、規制当局からの承認を得て「現物を用いた創造・償還」が可能になった場合は年次または四半期報告書で株主に通知するとも説明されています。
ビットワイズは、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETF)の現物ETFも展開しているため、XRP ETFが承認された場合にはBTC・ETH・XRPの現物ETFがビットワイズから提供されることになります。
米SECはXRPの有価証券性をめぐる裁判で今月2日に控訴通知を提出しているため、今回のXRP現物ETFが承認されるかどうかは現時点で不明ですが、今後は他社のXRP ETF申請が続く可能性もあり、他銘柄のETF申請が行われる可能性もあるため、今後の動きにはさらに注目が集まっています。
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Souce:Bitwise公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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