アニモカとランボルギーニ、デジタルカーを売買・所有できるプラットフォーム「Fast ForWorld」立上げ
デジタルのランボルギーニを売買・所有可能に
香港拠点のブロックチェーンゲーム開発企業アニモカブランズ(Animoca Brands)が、伊高級スポーツカーメーカーのランボルギーニ(Automobili Lamborghini)と提携し、ランボルギーニの車両をデジタルアセットとして売買および所有できるゲーム体験プラットフォーム「ファストフォーワールド(Fast ForWorld)」の立ち上げを10月2日発表した。
「ファストフォーワールド」は、ランボルギーニ社が初めて、ゲーム内でブロックチェーンベースの相互運用可能なデジタル資産を実装するプラットフォーム。このプラットフォームでは、ファン・ゲーマー・オーナーが、遊びや交流を通じてデジタルコレクティブルの収集および報酬を獲得できる機会が提供されるという。
また「ファストフォーワールド」では、デジタル車両、レースゲーム、モータースポーツ文化を中心とした、アニモカブランズ構築のエコシステム「モーターバース」と連携するとのこと。
これによりランボルギーニの車両はデジタルアセットとして、「トルクドリフト2(Torque Drift 2)」や「REVVレーシング(REVV Racing)」などのモータースポーツゲームに導入されるという。これらゲームのプレイヤーは、ゲーム内でランボルギーニの車両を購入、販売、所有、運転できるとのことだ。
また11月7日に公開される初期バージョンの「ファストフォーワールド」では、ユーザーのデジタルアイテムを保管するための3Dウォレットなどの機能が備えられているとのこと。
なお「ファストフォーワールド」にアクセスするためには、同プラットフォームへのエントリーキーとして機能するデジタルスーパースポーツカー「ランボルギーニレブエルト(Lamborghini Revuelto)」を入手する必要があるという。「ランボルギーニレブエルト」は「ファストフォーワールドジェネシスカプセル(Fast ForWorld Genesis Capsule)」として11月に世界中で発売される予定とのことだ。
ちなみにアニモカブランズとランボルギーニ社による提携は、「ファストフォーワールド」の立ち上げに向けて今年8月に発表されていた。
参考:アニモカブランズ
画像:iStock/TennesseePhotographer
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参照元:ニュース – あたらしい経済